全てを捨てて“プロレスラー”となった女優たちの葛藤と苦悩。『アクトレスガールズ、結構スゲーぞ!』と叫んだ古巣への思い
第2試合では、青野未来vs石川奈青のシングルマッチが行われることが発表。この試合には“A対Iイデオロギー対決”という副題が付けられている。 石川は“プロレスラー”であることに強い誇りを持っており、“お芝居”でプロレスをやるようになった青野を舌鋒鋭く批判。かつて“プロレスラー”であった時代の青野を敬愛していたが故に出てくる言葉ではあるが、青野の心にはこれが深く刺さっていた。 会見に出席した青野は、「なぜ認めてもらえないのか。気持ち的な問題だとしたら、私たちはメチャクチャ大きな決断をして、大きな覚悟を持って、簡単にここには来ることが出来なかったので、その気持ちは十分にあります。技術的な面だとしたら、それはもうこの1戦で私が圧倒的に石川奈青から勝ってそれを証明したいと思います」と言葉ではなく“プロレスラー”として向かい合ってリングの上で語り合う覚悟を示した。 第4試合では、翔月なつみ&松井珠紗vs天麗皇希&後藤智香のタッグマッチが行われることが発表。この試合には“アクトレス・ニュータイム”という副題が付けられている。 会見に出席した松井は、「私はこのマリーゴールドに来る際に全てを捨てたつもりで来たんですけども、このカードが組まれた以上、私が皆さんにお見せしたいのは……『アクトレスガールズ、結構スゲーぞ!』ってこと!」と古巣に対する愛が垣間見える意地を叫ぶ。 その後は「私は前の団体に6年間在籍しました。その間に皆さんが知っての通り、お芝居や歌やダンスやモデルや、本当にたくさんのことを経験してきました。それでも尚、思ったことは『やっぱりプロレスがやりたい』ということでした。でも、こうしたたくさんの経験は寄り道とかじゃなくて、私は全て自分のアドバンテージになると思っています。これまでやってきたすべての経験を活かして、マリーゴールドのリングで私が10代の頃から夢だった、胸を張って『プロレスラーです!』と言える5月20日、皆さんに最高の姿をお見せしたいと思います!」とプロレスへの熱い愛を語った。 マリーゴールドとアクトレスガールズの間に起きた出来事は双方の言い分が食い違っている部分もあり、真相は明らかにされていない。 しかし、現在もロッシー小川とアクトレスガールズの坂口敬二代表との間で話し合いが継続していることが明かされており、事態は穏便な収束へと向かっているという。 強い言葉を使って物事の是非を断じるのは、これらの情報が出揃ってからでも遅くはない。
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