ワイルダーが５Rに攻めに出るもそれが隙に！大の字ダウンでTKO負けを喫した（getty)

　1日（日本時間2日）、サウジアラビアで行われた５vs５マッチのメインでヘビー級戦が行われ、元WBO世界ヘビー級暫定王者の張志磊（チャン・ツィーレイ,41＝中国）がWBCヘビー級を10度防衛した元世界王者デオンテイ・ワイルダー（38=米国）に5R、豪快KO。 　ワイルダーはチャンの右カウンターで、一回転！そのままチャンの追撃の右フックでマットに沈んだ。ネットでは「ワイルダーはもう終わりだ」と悲鳴が上がっている。 【フォト＆動画】ワイルダーのKO負けの瞬間！衝撃のスロー映像も 　ワイルダーはほとんどの時間、ロープを背にして戦った。 　チャンはワイルダーよりパンチの手数は少なかったが、クリーンヒットをコンスタントに当てていた。 　5R、ワイルダーはチャンに3発の右を当て攻勢に出たと思われたが、それが大きな隙を作ってしまった。 　チャンの右が入るとワイルダーは大きくぐらつき、クルリと一回転してしまう。 　さらにとどめの右フックでワイルダーは大の字ダウン。ワイルダーはしばらくして立ち上がったが、レフェリーが続行不可能と判断。チャンのTKO勝ちとなった。 　ネットでは「ワイルダーはもう終わりだ」「よく立ち上がった」「一つの時代が終わった」と驚きと悲鳴が湧いている。 　このイベントは英国を代表するプロモーション同士『マッチルーム・ボクシング』（エディ・ハーン）と、『クインズベリー・プロモーションズ』（フランク・ウォーレン）の5対5対抗戦として行われており、このメインの結果で、マッチルームは全敗となった。