【プレビュー】質の高いサッカーで勝ち点3を奪いたい一戦。国立決戦で神戸と川崎Fが激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月15日から16日にかけて第18節が開催。国立競技場ではヴィッセル神戸と川崎フロンターレが激突する。
今節、4位の神戸は国立競技場でホームゲームを開催する。相対するは苦境が続く14位の川崎F。互いに現状の順位に納得感はない。熱い激闘を経て、歓喜の瞬間を迎えるのはどちらか。 神戸は前節、アウェイで浦和レッズと対戦した。前半は抜群のパフォーマンスだった。パワーとスピードで相手を圧倒すると、押し込み続けながら先制点を奪取。チームとしても手応えのある形で前半を折り返した。だが、公式戦3連敗中という状況もあってか、後半は消極的な戦いとなり一方的に押し込まれると同点弾を献上。その後、逆転弾こそ奪われなかったが、巻き返すこともできないまま1-1のドローとなった。 勝利から遠ざかっていた神戸だが、12日の天皇杯2回戦カターレ富山戦では中央、サイドと多彩な攻撃を展開して2-0の勝利。中断明けで結果を残せたことはプラスで、この勢いを次に繋げていくことがポイントになるだろう。今節は川崎Fとの対戦とあって、どこまでプレッシングをかけていくかが鍵を握る。前から圧力を強める中で、巧みにプレッシングをかわされてしまうとピンチになる。そこのバランスは意識したいところだ。注目は宮代大聖。古巣戦で結果を残すことができるか。 一方、川崎Fは14位と中位に沈む中、ここ2試合は1勝1分と苦しい状況から抜け出す兆しを見せている。前節は名古屋グランパスとの一戦となった中、序盤からペースを掴むと家長昭博が2つのゴールを決めてリードを手にすることに成功。後半は相手が背後を突いてくるような攻撃を仕掛けてきた中、失点こそしたが、粘り強い戦いを続けて勝利を手にした。 中断明けの天皇杯2回戦・ソニー仙台戦も山田新、マルシーニョのゴールで2-0の勝利。さまざまな選手を起用しながら勝利したことは次へとつながるはずだ。今節は強敵の神戸とあって、相手の高強度のプレスをかわして敵陣に入っていくことがポイントになる。攻撃面で期待したいのは家長。前節、2つのゴールを奪ったアタッカーは、ここ4試合で3得点と調子を上げている。この強敵相手にもゴールを奪い、チームを勝利に導きたい。 互いに質の高いサッカーを繰り広げることは間違いない。注目の一戦は16日14時キックオフだ。