世界19位アンベール 初出場のジャパンOPで決勝進出<男子テニス>
木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024
男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)は30日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク19位のU・アンベール(フランス)が同34位のT・マハーチ(チェコ)を6-3, 3-6, 6-2のフルセットで破り、大会初出場での決勝進出を果たした。 【ジャパンOP組合せ】 ともにジャパン・オープン初出場となった両者。アンベールは1回戦で望月慎太郎、2回戦でB・ナカシマ(アメリカ)を下すと、準々決勝ではJ・ドレイパー(イギリス)が途中棄権しベスト4入りを決めた。一方のマハーチは1回戦でA・ポピリン(オーストラリア)、2回戦で第5シードのT・ポール(アメリカ)、準々決勝でA・ミケルセン(アメリカ)を下しての勝ち上がりとなった。 センターコート有明コロシアムで18時から始まったこの試合、第1セットでアンベールはファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得するとマハーチに1度もブレークチャンスを与えることなく先行する。 第2セット、安定したサービスとストロークを打ち続けるアンベールだったが、第4ゲームではマハーチの深いリターンから押し込まれ先にブレークを許すと、その後も挽回できずセットカウント1-1に追いつかれた。 ファイナルセット、主導権を取り戻したいアンベールは第6ゲームで0-40とブレークの大きなチャンスを手にすると、最後はマハーチのドロップショットに追いつくウィナーを決めブレークに成功する。流れはアンベールに傾くと、その後は安定したサービスとストロークが復活。リードを守り切り1時間46分で勝利した。 優勝をかけてアンベールは、決勝で第6シードのH・ルーネ(デンマーク)と世界ランク24位のA・フィス(フランス)のどちらかと対戦する。