【高校サッカー山口全力応援】全力ハードワークで日本一へ「高川学園」を応援したい5つのこと
3.地区大会決勝でFW大森風牙(2年)がハットトリック
11月17日に行われた選手権山口大会決勝。6連覇を狙う高川学園は、43大会ぶりの全国出場を目指す小野田工業と対戦しました。「攻守でのハードワーク」を掲げる高川学園と「直走る」をテーマに走力を生かしたサッカーを展開する小野田工業の一戦。 高川学園は前半3分にDF柿本陽佑選手(3年)がコーナーキックにヘディングで合わせて先制します。前半15分に同点に追いつかれましたが、そのわずか1分後に高川学園のFW大森風牙選手(2年)がFW田坂大知選手(3年)のスルーパスに反応し勝ち越しゴールを奪います。大森選手は後半9分にも左サイドからのクロスに左足のボレーシュートで追加点。その後1点を返され3対2で迎えた後半アディショナルタイムには、右サイドからのグラウンダーのクロスに合わせてハットトリックを達成しました。 「クロスへの入り方がよかった」と3ゴールを振り返る大森選手は石川県出身の2年生。自身が中学3年生の時に選手権100回大会の1回戦で地元石川の星稜と高川学園が対戦した試合を観戦し、「高川学園のサッカーはいろんな発想があって面白い」と入学を決断しました。 また、当時の高川学園のキャプテンは自身が中学時代に所属したパテオFCの出身で、ことしキャプテンを務めるDF沖野眞之介選手(3年)もパテオFC出身の先輩です。先輩の背中を追いかけ山口で成長を誓う2年生ストライカーが全国の舞台での活躍を誓います。
4.当たり前のハードワーク
高川学園といえば100回大会で世界中から注目を浴びた「トルメンタ」などのセットプレーが注目されがちですが、チームが目指すのは「ハードワークを徹底し、いい守備からいい攻撃に繋げる」というスタイルです。 「戦術理解度が高く、特徴ある選手が揃う」と江本孝監督が話すように、全員が連動したアグレッシブな守備で前線からプレスをかけ、高い位置でボールを奪ってリズムを作ります。 またこの1年は、練習後に部員全員がプロテインを摂取することや、GPSチップで試合中の走力を測定し各選手へフィードバックすることなど、選手たちが自信を持ってサッカーができる環境づくりにも取り組んできました。