広島一筋21年…38歳元日本代表MF青山敏弘、今季限りでの現役引退を発表
サンフレッチェ広島は20日、元日本代表MF青山敏弘が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。 1986年2月22日生まれで現在38歳の青山はボランチを主戦場とするプレーヤー。岡山県の作陽高校を経て2004年に広島へ入団しプロキャリアをスタートさせた。徐々に出場機会を増やし中盤の主軸に定着すると、在籍21年間でここまでJ1通算443試合に出場するなど、公式戦通算では593試合に出場し、32ゴール48アシストを記録している。 3度の明治安田生命J1リーグ制覇やYBCルヴァンカップ優勝など数々のタイトル獲得に大きく貢献し、2015年にはJリーグMVPに選出された。また、2013年7月には日本代表デビューも果たし、通算12試合出場で1ゴールを記録した。 ミヒャエル・スキッベ監督が就任した2022年以降は出場機会を減らし、今シーズンはここまで2024明治安田J1リーグで2試合出場、2024JリーグYBCルヴァンカップで1試合出場、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会で2試合出場1ゴール2アシスト、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で1試合出場を記録するにとどまっていた。 今シーズン限りでの現役引退を決断した青山は広島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「サンフレッチェ広島の青山敏弘は今シーズンを最後に現役生活を引退する事をご報告させていただきます。21年のキャリアの全てを広島でプレーさせていただいた事に、大きな誇りを感じております。クラブ、チームメート、ファン・サポーターの皆様のこれまでの大きな支えに深く感謝いたします」 「僕には新スタジアムで優勝という大きな夢があります。皆様と喜びを分かち合うために、残りのシーズンを共に闘います。このクラブと自分自身の力を最後まで信じて」 なお、12月1日に『エディオンピースウイング広島』で行われる2024明治安田J1リーグ第37節の北海道コンサドーレ札幌戦後に青山の現役引退セレモニーが行われる予定であることも明らかになっている。
SOCCER KING