猛暑の夏フェスはもう辛い...。涼しく快適に音楽を楽しめる「秋フェス」のススメ!
昨年に続き、記録的な猛暑となった今年。「夏フェスに行きたいけど、熱中症が心配......」という人も多かっただろう。 【写真】日本各地で拡大中の秋フェス しかし、フェスは夏だけのものではない! 国内外のフェスを渡り歩く"フェスティバルジャンキー"に、今からでも参加できて、涼しく快適に過ごせる「秋フェス」を紹介してもらった! ■夏フェスが時期をズラせない理由 今やすっかり日本の夏の風物詩となった"夏フェス"。しかし、近年は記録的な猛暑に悩まされ続けている。 例えば、ラッパーのKREVAは昨年7月、TBSラジオの番組に出演した際、暑さによる機材トラブルや熱中症対策など、最近の野外ステージの過酷さに触れ、「日本の夏フェスの終わりを感じた」と言及した。 その発言の深刻さを裏づけるように、同年8月に千葉県幕張で開催された「SUMMER SONIC」(以下、サマソニ)では約100人もの観客が体調不良を訴え、ひとりの40代女性が病院に緊急搬送までされてしまった。 今年も猛暑の影響は続き、8月10日、11日に埼玉県で予定されていたK-POPフェスが、「危険な猛暑日」が続いていることなどを理由に開催延期を決定。出演者側でもサザンオールスターズが、「令和の夏は高齢者バンドには暑すぎる」として、今年限りで夏フェスからの引退を宣言したことが話題を集めた。 日本最大級の音楽フェス情報サイト『Festival Life』編集長の津田昌太朗(しょうたろう)氏は、夏フェスと猛暑の関係について、次のように解説する。 「日本各地で40℃前後の暑さが続く中、夏フェスは厳しい対応を迫られています。私はサマソニでステージMCを担当しているのですが、観客向け注意事項の多くが熱中症対策のアナウンスです。 本来、音楽フェスは観客ごとに自由な楽しみ方ができるところが魅力だったはずなのに、『本当に危険なので、特に外のステージでは十分に注意してください』と伝えています」 そのため、夏フェスに対しては開催時期の変更も提言されているのだが......。 「以前から『夏フェスを春や秋に移動してはどうか』という声はありましたが、そう簡単にはいかない事情もあるんです」