テークバックでクラブを壁ピタッ! クラブの上げ方が良くなる必見の練習法「上手い人はバックフェースが当たります」
レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「クラブを上げ方が良くなる練習法」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑳】 動画よりわかりやすい正しいクラブの握り方
テークバックでは、ヘッドは両手より少し遅れて上がる感覚
GD 前回はイメージクロックという考え方を学びました。ゴルフスウィングで重要な手のポジションを意識するために、背中に大きな時計の文字盤を背負っていると仮定するんでしたね。体の真下の位置が6時、頭が12時、右腰が9時、そして左腰が3時でした。 原田 そうです。以前にクラブを上げていくときの8時の位置の重要性を説明しましたが、今回はイメージクロックの知識を踏まえて、両手が正しく8時の位置を通過するためにとても大事な腕の動かし方をお話ししましょう。8時の位置は右足の2足分右です。届くようになりましたか? GD はい。構えたときに上体を右に傾けて、体を回して右軸を作ることを意識したら頭が右足の内側にきて、それにともなって左肩が動き、なんとか右足の2足分右あたりまで届くようになりました。見てください、こんな感じです。 原田 ほう、頑張りましたね。でも、それじゃまだ足りないです。
GD え、右足の2足分右くらいまで両手が届いていると思いますけど……。 原田 確かに両手は8時の位置に近いところまで行っています。でもね、それだと左腕とクラブの形が自分(プレーヤー自身)から見て平仮名の「く」の字になっていますよね。その結果として左のわきが空いているし、フェースも開いてしまっているでしょう。 GD 本当だ。言われてみると、左腕とクラブの形が「く」になっているし、左わきがスカスカです。フェースも開いています。正しくはリーディングエッジが、構えたときの背骨の角度と平行にならないといけないのに……。でも、自分から見て左腕とクラブの形が「く」になってはいけないとしたら、どうなっていればいいんですか?