初のプレーオフ切符を獲得したJ2仙台・森山監督「郷家の貢献度はかなり高い。隙が少ないゲームだった」
◆明治安田J2リーグ最終節 仙台2―1大分(10日・ユアスタ) 仙台は大分を2―1で下して、22年のJ2降格後初めてJ1昇格プレーオフ出場権をつかんだ。6位でレギュラーシーズンを終え、プレーオフ準決勝(12月1日)では敵地で3位・長崎と対戦する。 就任1年目で結果を残した森山佳郎監督は「序盤かなりバタバタして、15分間は落ち着かなかったけど、そこで失点しなくて良かった。ピンチもありましたけど、体を張って集中度が高いレベルになるとああいう戦いをしてくれる。エスパルス戦、横浜FC戦のような隙が少ないゲームだった」と喜んだ。 ハーフタイムでは、プレーオフ出場を争う千葉が山形に0―3で負けている情報が入った。選手に対して「ブレずにこの一体感を大事にしよう。失点をしないような戦いをして、2点目を取れるチャンスがあれば、そこを突く。カウンターを含めリスク管理をして、この状況を保て」と指示を出した。 すると後半5分、右サイドでMF相良竜之介がドリブルでボールを運び、ゴールに向かいパスを出した。相手DFの背後に抜けたMF郷家友太が滑り込みながら右足でシュートを放ち2―0。指揮官は「キャプテンもやってくれて、チームへの貢献度はかなり高い。ゴールをしてくれたのは非常に良かった。2点目が決まったので戦いやすかった」とたたえた。 プレーオフでは長崎と対戦する。「とりあえず一つのハードルはクリアしたので、また良い準備をしたい」と2連勝での下克上を思い描いた。
報知新聞社