「横浜四大立ち食いそば」を食べ比べ! 天ぷら、とり肉など看板メニューと特徴を紹介
横浜を代表する立ち食いそば店の桜木町「川村屋」、東神奈川「日栄軒」、関内「相州そば」、横浜駅西口「きそば 鈴一」は「横浜四大立ち食いそば」と呼ばれています。 【帰省にもおすすめ】JR新横浜駅直結「グランドキヨスク新横浜」で人気のお土産ベスト10 同じ“立ち食いそば店”でも、各店には個性的な味やメニューがあります。「横浜四大立ち食いそば」の看板メニューを食べ比べてみました。
◆【桜木町】川村屋:かつお節の風味が香るスッキリとした「おつゆ」が自慢
4店の中で最も歴史があるのは、JR桜木町駅 南改札脇にあるそば・うどん「川村屋」です。 日本初の鉄道が開業した1872(明治5)年当時は、現在の桜木町駅が「横浜駅」でした。1900(明治33)年、当時の総理大臣・伊藤博文を通じて営業許可を得て、川村屋は初代・横浜駅の食堂として創業します。 最初は西洋食堂で、1969年に店舗を借り増した時、そばの提供を始めたそうです。そして2014年、CIAL桜木町の開業に合わせて現在の「停車場ビュッフェ」に移転しました。店内にはイス席もあるので、座って食べることもできます。 「川村屋」は、天然出汁(だし)をぜいたくに使った手作りのおつゆが自慢。濃い見た目とは裏腹に、かつお節の風味が香るスッキリとした味わいに仕上がっています。 一番人気メニューは「とり肉そば・うどん(税込440円)」。入口に「桜木町駅名物 何にしようか迷ったら名物ならハズレ無し!」と掲示されているので、まずはこちらをお試しあれ。 「川村屋」情報 住所:横浜市中区桜木町1 営業時間:7:30~20:15 日・祝 8:30~20:15 定休日:なし ※年末年始は2024年12月30日~2025年1月3日まで休み
◆【東神奈川】日栄軒:丼をはみ出すほど大きな穴子天が食べられる
「日栄軒」はJR東神奈川駅の3・4番線ホームにある立ち食いそば店。4店の中で唯一の駅ナカ店です。大正時代の1918年から営業しているということで、そば店としての歴史は「川村屋」よりもあります。 「日栄軒」の名物メニューは「穴子天そば(税込650円)」。そばの上には、丼をはみ出すほど大きな穴子天が1本ドーンとのっています。穴子天には刻み柚子が振りかけられており、ワカメとネギがトッピングされています。 20年ほど前に提供を始め、近年、口コミやSNSで話題となり、名物メニューに。「日栄軒」に天ぷら類を卸しているのは「天ぷらいわた」。この穴子天は「日栄軒」にしか卸していないそうです。 そばつゆは宗田鰹(かつお)と鯖(さば)からとった出汁と、砂糖としょう油を煮詰めて1日寝かした「かえし」に、みりんなどを合わせています。味は濃いめの、いわゆる関東風です。 「日栄軒」情報 住所:横浜市神奈川区東神奈川1丁目(JR東神奈川駅改札内) 営業時間:平日6:30~22:10、土曜・祝日6:30~21:30 定休日:日曜