Chromebook Plusの一番いいところはAIじゃなかった
今後にも期待、AIであってもなくても
あと数カ月すれば、Chromebookには新機能が更に追加されそうです。いくつかちょっとだけ試してみましたが、AI系は一番つまらないと感じました。Chromebookでは「Help me read」ができるようになり、WebページやPDFを要約してくれます。この機能はテストの一夜漬けにも使えそうで、読後に内容を理解したか確認の質問をしてもらうこともできます。 でももっと楽しみなのは「Where was I」機能で、前回Chromebookを使ったときに何をしてたか、簡単にまとめて見せてくれます。AndroidスマホなどのGoogle製品を持ってる人なら、Googleエコシステムの中でやってたことに対してサジェストをもらって、必要ならGoogleドキュメントなどに直接飛ぶこともできます。 あとは新たなアクセシビリティ機能で、Chromebookを顔の動きで操作することもできるようになります。これは「Project Gameface」と呼ばれ、たとえばまばたきや唇の動きなどをいろんな操作に割り当てられます。実際に動くところを見てみましたが、すごく精度が高くて驚きました。今はまだ初期のベータ段階ですが、運動障害のある人には役立つのではないでしょうか。 Project GamefaceもGoogleのAIを使った機能ですが、より多くの人にとってChromebookを使いやすくするという明確なユースケースがあります。Geminiやそのチャットボットは、Chromebookの使い方を根本から変えるというものじゃありません。よいと思う新機能は、Game Dashboardみたいに、PCとの互換性を高めるものです。 今回のアップデートで、やっぱりChromebookもおもしろいと思い始めてはいるものの、本来はAI機能をいちいち意識せずに使えるほうが気持ちいいんじゃないかな、とも感じています。
福田ミホ