2024年版 「こりゃ欧州で売れるかも…」コスパ優秀な最新EV 10選 「乗りたい」と思える電気自動車
3. MG 4 EV
長所:卓越したコスパ、快適で楽しいドライブ、長い航続距離、速い充電速度 短所:内装材の質が低い、貧弱なマルチメディア・システム、貧弱な運転支援機能 英国発祥のブランドであるMGは、中国の巨大企業、上海汽車の傘下で再スタートして以来「バジェットカー」を担ってきた。MG 4でもその性質は変わらないが、とても興味深い1台である。 前述の2台よりも物理的に小さいため、室内の広さはそれほどではないが、大差はない。後輪駆動なのでハンドリングの醍醐味があり、乗り心地はソフトだがコントロールしやすい。航続距離も非常に魅力的で、最高出力435psの「XPower」モデルもあるが、標準車でも十分だ。 低グレードの内装材や、やや行き当たりばったりのインフォテイメント・システム、運転支援システムにコスト削減の一端を見ることができる。しかし、コストパフォーマンスを著しく損なうようなひどい要素はない。 価格:2万6995ポンド(約555万円、標準)、2万9495ポンド(約605万円、ロングレンジ)、3万6495ポンド(約750万円、エクステンデッドレンジ、XPower) 航続距離:350km(標準)、450km(ロングレンジ)、520km(エクステンデッドレンジ)、385km(XPower)
4. シトロエンe-C3
長所:コスパ、快適で成熟した走り、充実した装備 短所:物足りない航続距離 シトロエンのe-C3はわずか2万1990ポンド(約450万円)で、中国製ではない。2万ポンド以下のバージョンもあるが、その公称航続距離は200kmで、許容範囲に収まるかどうかギリギリのところだ。 2万1990ポンドで購入できるのは、価格に見合った小型車だが、妥協や安っぽさを感じさせないことを目標に作られている。LFPバッテリーによる320kmの航続距離は非常に使い勝手がよく、インテリアも魅力的で豪華さがある。 シトロエンe-C3については全シリーズを試乗できているわけではないが、発表会での印象は実にポジティブだった。 価格:2万ポンド以下(約400万円以下、標準)、2万1990ポンド(約450万円、44kWh仕様) 航続距離:200km(標準)、325km(44kWh)