「ヤバい、塾のテストで20点!」低学年で“字が書けない”を放置した結果、国語が苦手な子どもに…中学受験どう乗り越える?
前回【小5で入塾し、圧倒的最下層からスタートした息子の中学受験。8か月経った今どうなったか?】の続きです。偏差値最下層から何とかボリュゾに持ち込んだ小5長男。今年の2月から入塾し、ボリュゾに持ち込んだ時期は7月ちょうどくらい。『夏休みがヤマだ』と思い、ある作戦を練ることにします。 【前回はこちら】「中学受験では偏差値40でもすごい」小5で入塾して8ヵ月。“圧倒的最下層”からスタートした子どもの現状とは え~~さて。 『国語』に関して。楽勝の方もいらっしゃると思いますが、『酷語』だよ~~と困っている人も多いと思います。しかも、一概に【国語が苦手】と言っても、苦手っぷりは多岐に渡ります。 ちょっと過去のお話をさせて下さい。 3年前。長男が小2だった頃。漢字の定着が壊滅的でした。 気がついたのは3学期の2月頃だったと思います。何の気なしに、学校から返却された漢字のテストを見たのです。
えっ…半分ギリギリ取れてるくらいじゃん!
焦った私はその週末、長男と2人で漢字のドリルを買い、小2の漢字を書かせてみました。 すると…漢字が書けない。 それより何より、書くのが遅い。1文字の書き直し、たとえば縦の棒が短く、もう一度継ぎ足す等、時間を取られる。バランスも悪く字が汚い。 想像していた以上に『字が書けない』。これには気がつきませんでした。 当時、長男は学校で出る漢字ドリルの宿題を学童で取り組んでいました。 宿題は、基本、毎日ちゃんと仕上げているようで、これに関しては安心していました。 宿題していたらよし。親としては、そう思っていたのです。 担任の先生から個別に「学力に問題がある」と言われたこともなく、クラスでも目立つ訳でも注目されることも特にない、その他大勢のモブな児童。 でもな~、ちょっと小学校低学年にしても、書くのが遅すぎる。 あまりにも書けない様子にビックリしたので、宿題の時はどのような取り組み方をしているのか、学童の先生に問い合わせてみました。 電話で学童の先生がこう話してくれました。 「学童で他の子どもが遊んでいる中、宿題に取り組んでいますよ。とってもよく頑張っています。でも、漢字ドリル1枚仕上げるのに1時間くらいかかっていますね。友達や上級生が遊んでる姿をチラチラ見ながら、またドリルに戻って。という感じですよ。」 元々、行動が遅く、テキパキしているキャラではない長男。 まぁ、宿題をしているのならばいいか。思考回路をそこでストップしてしまった私は、『子どもが宿題をしていたら、それでOK』と捉え深く考えませんでした。何なら次の漢字テストではドリルのおかげか?そこそこの高得点を取ったので「まぁいいか」と放置を決め込んだのです。 しかし、この『まぁいいか』が3年後、国語成績不振へと見事につながるのです。 うん。その前に前提の説明をしましょう。『国語』って中学受験【塾】においてどんな立ち位置かお話させてください。子供が中学受験塾に通うまで知らなかったのですが、中学受験塾は『算数』にすこぶる力を入れます。 我が家が通う大手塾も『算数のテキスト』は沢山の種類があります。 ■通常授業 ■計算問題集 ■図形問題集 ■今まで習った所をランダムに出す問題集 ■その他プリント等 テキストだけをみても算数が重要なことが分かります。 しかし、『国語』に関しては思っていた以上に手薄です。 ■漢字問題集 ■語句問題集 ■授業で使う問題集 以上です。 しかし、我が長男を含む国語が平均点に届かない子供は、