「若者のクルマ離れ」は過去の話? ドイツの若者「54%」、すでにマイカーを「ステータスの象徴」と見なしていた!
環境重視で規制容認
回答者の73%が、環境に優しいクルマのコストを引き下げる必要があると考えており、62%は高速道路での時速130km制限などの規制を受け入れる意向を示している。 興味深いことに、若年層は価格に対してそれほど敏感ではなく、18~24歳の40%は、環境に優しいクルマ、特に完全にカーボンニュートラルな車両に対して 「適正な価格を支払う意向がある」 と回答している。一方、45~54歳ではその割合が13%にとどまっている。 このデータから、「若者のクルマ離れ」が進む一方で、若い世代ほど将来の車両技術に対して期待し、EVやAIアシスタントなどの新技術を柔軟に受け入れる姿勢が見て取れる。 若者にとって携帯電話が最初からスマートフォンだったように、クルマも移動手段としてのハイテク家電製品として再定義されることで、今後の若者とクルマの関係が見えてくるのかもしれない。
仲田しんじ(研究論文ウォッチャー)