イランが報復ミサイル攻撃 イスラエル軍99%を撃墜
テヘラン、イラン、4月15日 (AP) ― イランは数百発の無人機、弾道ミサイル、巡航ミサイルをイスラエルに向けて発射し、中東を地域全体の戦争に近づける危険のある前例のない報復作戦を展開した。 イスラエル当局によると、イランは170機のドローンと30発以上の巡航ミサイル、さらに120発以上の弾道ミサイルをイスラエルに向けて発射したが、その99%が撃墜されたという。 数発の弾道ミサイルがイスラエル領内に着弾し、同国空軍基地に軽微な損害を与えた。 また、イスラエル南部のアラブ系ベドウィンの町に住む7歳の少女が重傷を負った。 ミサイルの殆どはイスラエル領空外で撃墜されており、巡航ミサイル10発が航空機に撃墜され、ミサイルと無人機はヨルダンの首都アンマンでも撃墜された。 イスラエルは「パトリオット」など多種多様な防空システムを投入したが、その中でも弾道ミサイルを大気圏外で撃破できるよう開発された弾道弾迎撃ミサイル「アロー」が、イランの弾道ミサイルの大部分を迎撃したとみられる。 シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館敷地内の領事館に対するイスラエルによるとみられる空爆で、イラン革命防衛隊の将官2人が死亡したが、この事件から2週間もたたないうちに、イランがイスラエルに直接軍事攻撃を仕掛けたのは初めてのことだ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)