春高バレー岩手代表、男子は一関修紅が2年ぶり15度目V 女子は盛岡誠桜が4連覇達成
「春の高校バレー」の愛称で知られる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権を懸けた岩手県予選会(県バレーボール協会、岩手めんこいテレビ、産経新聞社主催)は4日、盛岡市の盛岡タカヤアリーナで男女の決勝が行われた。男子は一関修紅が2年ぶり15度目、女子は盛岡誠桜が4年連続29度目の全国切符を手にした。 【写真】4連覇を果たし、喜びを爆発させる盛岡誠桜の選手たち 男子の一関修紅は、及川と村田の3年生コンビの活躍で盛岡南に競り勝った。主将でエースの及川は要所でパワフルな強打とサーブ、長身を生かしたブロックを決め、村田も巧打を連発した。1年生の七木田のライト攻撃も光った。 盛岡南は、リベロで主将の佐々木綺を中心に、堅守からのコンビバレーで粘ったが、及ばなかった。 女子は、攻撃力に勝る盛岡誠桜が打ち勝った。レフトからエースの阿部と1年生の山家、ライトから主将の菊田が強打を連発したほか、2年生の佐藤が速攻とライト攻撃を打ち分け、攻撃陣がフル回転した。 一関修紅はエース五嶋の強打と高橋のライト攻撃を軸に反撃し第3セットを奪ったが、ミスが重なり、初優勝はならなかった。(石田征広) ◇ 【男子・一関修紅】 高橋昇禎監督「決勝は久しぶりの感覚で、本当にうれしい。今年は1、2年主体で波が荒かったが、きょうは3年生2人がチームをよく引っ張ってくれた」 及川蓮主将「優勝できて本当にうれしい。昨年は決め切る力がなくて、チームを勝たせることができなかった。今年は3年生になって、決め切る力もついた」 【女子・盛岡誠桜】 村田基監督「生徒たちがよく頑張った。夏までの細かなつなぎや攻撃面の課題を修正できた。春高はベスト8が最高なので、追いつけるよう準備したい」 菊田優鈴主将「絶対に負けられない試合でプレッシャーもあったが、全員が力を出し切って勝てた。全国ではベスト8を目指して1つでも多く勝ちたい」