迷ったら捨てるのが一番! 鶏肉が悪くなったかどうか見分ける方法
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 夕食を作るのに冷蔵庫を開けて材料を探したところ、包装された鶏もも肉を発見したけれど、まだ食べられるか分からない。買ったのはいつだった? 先週? テイクアウトに頼るのは避けたいし、かといってこの鶏肉がまだ安全に食べられるかどうかが分からない。こんなとき、肉を捨てる(もしくは、健康被害に遭うリスクを負って食べてみる)前に、知っておくべきことをご紹介。
ぬるぬるする、異臭がする、変色している?
米農務省(USDA)は、肉や家禽肉に細菌が繁殖するとぬめりがあり、臭いが発生し、さらに暗い色に変色する可能性があると述べている。資格取得対策スクール「サータス」のコンテンツマネージャーで、食品安全の認定専門家のケイティ・ヘイルさんは、色、質感、匂い、温度に関する次のヒントを教えてくれた。 まず色について、鶏肉がグレーやそのほかの奇妙な色に変色していたら食べないでください、と彼女は話す。また、何かしら異臭がする場合は鶏肉が傷んでいるサイン。「何かおかしいと知覚できる時点で、肉はほぼ確実に腐っています」と続ける。
柔らかすぎる?
さらに、柔らかすぎる鶏肉も傷んでいる恐れがある。傷んでいるかどうかチェックするのに、ヘイルさんは鶏肉を指先で押してみるよう勧めている。指の跡が消えない場合は、食べないようにしよう。
冷蔵庫から出しっ放しだった?
鶏肉は冷蔵保存する必要があるけれど、5℃度以上の温度で何時間か放置されていた場合、細菌が増殖している可能性が高いと話すハイルさん。冷凍の鶏肉の場合は、パッケージ内に凍った水たまりがないか、肉に霜がついていないかをチェックしてみて。これらは、鶏肉が以前に解凍されて再冷凍されたことを示すサインであり、その鶏肉は安全ではない。 USDAによると、継続的に冷凍保存されている限り、鶏肉は冷凍庫で無期限に保存できる。ただし、最高の品質を望むなら、冷凍の鶏胸肉は9か月以内に食べる必要がある(鶏肉の保存に関するUSDAのガイドはこちら)。 「鶏肉が食べても安全かどうか確信が持てない場合は、おそらく慎重を期して避けるのが賢明でしょう」と、ハイルさんはアドバイスする。「迷ったら捨ててください」とも。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images