【優木まおみさんが教えるストレッチ】心と体をゆるめてPMSも緩和
タレント、モデル、そして身体美容家として活躍する優木まおみさん。ピラティスインストラクターの資格を取得し、現在オリジナルの「マオビクス」をもとに、セミナーやレッスンを活発に行なっています。心身の健やかさを大切に考えながら年を重ね、プライベートでは2児の母でもある彼女に、女性の体と心を整えるエクササイズを教えていただきました。 優木まおみさんが教えるストレッチを写真で見る
自分の体からのサインとして大切にしているのは、呼吸と鼓動
――現在は身体美容家として活躍する優木さん。30代中盤で二人のお子さんを出産するまでは芸能活動が忙しく、自分の体には無頓着だったと言います。 優木さん「20代でグラビアモデルをやっていた頃は、酷寒でのロケ撮影や、寝不足でいても気にしていませんでした。『痩せていればいい』という気持ちもあって、今思えば、細くてもお腹がぽっこりしていたり、貧相なプロポーションにつながることをしていた気がします。 やっと自分の体に目を向けたのは、37歳で第2子を出産してからのこと。産後の不調を解消したくて、ピラティスに出合ったのです。年齢とともにリカバリー能力は下がっていきますから、若い頃から始めていたら、もっと出産後の落ち込みも軽かったはず、と思います」 ――20代から40代はライフスタイルでも一番忙しい時期。女性特有の体の悩みに気づきにくいという人も多いのでは、と優木さん。 優木さん「でも、自分の体を意識できるのは自分だけ。1日でも早く、自分自身の変化や不調に敏感に、整えることを始めるほうが“お得”だと思うんです。 以来、毎日過ごすなかで私が自分の体からのサインとして大切にしているのは、呼吸と鼓動。いつもより息苦しいとか、動悸がするなと思ったら、深く息を吸って5カウント数えます。 ストレスがあるときなど、息を吐く量に対して吸えなくなっていることが多いんです。うまく吸えていないときは、副交感神経を整えるために、深呼吸するようにしています」 ――浅い呼吸はPMSなどによる不調とも関わりがあり、子宮を守る骨盤まわりのケアも、呼吸を整えることで効果が増すのだそう。正しく呼吸を整え、体のこわばりをほぐす日常的なストレッチと、女性にとって大切な「骨盤」まわりのケアを紹介していただきました。