国民民主が党大会 「看過できない」自民と対峙鮮明も、立憲には「大きなお世話」・・・“対決より解決”の行く先は
党大会中にも榛葉幹事長が「ある政党の方が、考え方を改めるなら一緒になってもいいと言われた。大きなお世話だ」と反発。参加者からは拍手が上がり、ある国民議員も「榛葉幹事長の発言はこの党大会のハイライトの一つだ。支持母体の『連合』の前では言いにくいが、多くの人が腹の底では思っている」と振り返る。 国民民主党と立憲民主党は旧民主党を源流とし、両党とも連合の支援を受けている“兄弟政党”だ。しかし、2020年9月に袂を分かつ大きなきっかけとなったのが「政策の不一致」であることから、「立憲と一緒になってしまったら、支持者の信頼を失う」(ある国民議員)と懸念する声もある。一方で、「自民党が政権復帰以来最大のピンチを迎える中で、少なくとも旧民主系の立憲と国民が連携できないと野党としての存在意義が問われる」(ある野党議員)という意見も少なくない。 「与党にすり寄っている」と批判されても政策実現のためだと説明し続けてきた玉木代表。党勢拡大のため、次は何を目指していくのか。党運営の手腕が問われている。