「つくづく野球はピッチャー」「杉山の成長ですよね」「両立はできていない」ソフトバンク、小久保監督のシーズン総括一問一答
◆ソフトバンク1―0ロッテ(4日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクがレギュラーシーズンを5連勝で締めくくった。4年ぶりのリーグ優勝を飾り、91勝49敗3分け。小久保裕紀監督は新人監督の最多勝利を樹立した。試合後、小久保監督のレギュラーシーズン総括は以下の通り。 ■柳田が試合前に笑顔で話すのは平成唯一の三冠王【写真】 ―レギュラーシーズンを振り返って。 「270万人以上もね、このみずほペイペイドームに詰めかけてもらって、それを結果で恩返しできたのはレギュラーシーズンでは喜ばしいことでしたね」 ―新人監督最多の91勝。 「優勝が決まってからは昨日申し上げましたけど、全て勝つつもりの采配ではなかったので。その後の勝利はあまり気にしていないですけど、優勝するまでの戦いはけが人も出た中で新しい若い選手も出てきたり。ピッチャー陣も最後まで投手力だという中で今日も締まるゲームで最後までいいピッチングだったと思いますね」 ―先発陣の奮闘。 「有原が一人軸でいたんですけど、あと誰が続くかなという中でモイネロの先発の転向、あとはカーター(スチュワート)の成長、前半は大津が引っ張りましたし、あとは大関の安定感ですよね。その辺が中盤、後半と非常に安定した戦いができたと思いますね」 ―リリーフ陣は新しい戦い方も。 「ヘルナンデスが年間通して安定してくれていたのと、あと杉山の成長ですよね。終盤は尾形も非常に良くなってきましたし、やっぱりつくづく野球はピッチャーだなと感じる1年でしたね」 ―打撃陣も好成績。 「不動のクリーンアップがいてね、いかにそこにつなくがという役割を個々の選手が持てたのが一番と、けが人が出ましたけど、4番の山川が1年を通してチームで唯一全試合出場。それが大きな要因でしょうね」 ―勝利と育成の両立。 「両立はできていないんじゃないですか。レギュラーとしては、来年新しい選手がレギュラーなりますかといったらまだなれないので。今の数字ではね。押しも押されぬ柳田が帰ってきても近藤が戻ってきても、外野で使おうかとか、どこかのポジションで使おうかという選手が出てきたら、それは世代交代を含めてできたでしょうけど、まだまだ彼らにはかなわないでしょうね」 ―思い描いたチームづくりは。 「強いかどうかは周りが評価すると思うんですけど、常々、優勝するに値するふさわしいチームかと自問自答してきた中でチーム内で決められたルールは主力であろうが若手であろうが、全員しっかりやりきったというところは非常に評価できると思っています」 ―クライマックスシリーズ、日本一へ。 「明日、あさってはゆっくり休んで、選手もスタッフもリフレッシュしてもらって16日からのクライマックスシリーズに向けて最高の準備をして挑みたいと思います」 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社