【日本ハム】郡司裕也“独り立ち” 来季三塁用マイグラブで定位置死守「楽だけど甘えないよう」
来季はマイグラブで三塁の定位置を死守する。日本ハム郡司裕也捕手(26)が10日、エスコンフィールドで行われている秋季キャンプで、新調した三塁用グラブを使用した。出場機会を求めて三塁に挑戦した今季は、谷内亮太内野守備コーチ(33)のグラブを借りていたが、自前のグラブに切り替え、ポジション争いを勝ち抜く。 ◇ ◇ ◇ 郡司が“独り立ち”する。この日、黒色をベースに「GUNJI」と刺しゅうされたマイグラブで、特守に臨んだ。「来季は自分のグラブでいきたいと思います」。谷内コーチに借りていたグラブは本来、遊撃や二塁用の小ぶりなもの。来季は正式に三塁用のものを用いて臨むことを決めた。 「(新グラブは)ちょっと大きめ。(今季は)小さいのでやってたので、すごく楽。危ない打球が(グラブの先に)引っかかったりする。楽ですけども、それに甘えないようにしたい」。同コーチのグラブで鍛えた感覚を忘れず、大きくなった分、来季はより厳しい打球にも食らい付く。 シーズン中に新グラブは届いていたが、思い入れもあり、全日程終了までは継続して使っていた。「最初から谷内さんのグラブに支えられていたので、今年いっぱいは、あれでいこうと決めていた」。同コーチ一家4人のイニシャル入りグラブ。最初はプレッシャーもあったが、そのおかげで、出場127試合中、三塁で96試合にスタメン出場と“恩返し”できた。 谷内コーチは「好きなグラブで出たらいい。(大きくなることで)今まで届かなかったところも届く可能性もある。どのポジションも結局は大きいグラブで守れるってところが1番、打球が捕れる。それを扱えることに越したことはない」。さらに守備力を磨き、三塁の定位置を確保する。【永野高輔】