レヴァンドフスキが史上3人目となるCL100得点到達!バルセロナ、ブレストを圧倒して3発撃破…2試合ぶりに勝利を取り戻す
26日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節、バルセロナはホームでのブレスト戦を3-0で制した。 ヤマルを負傷で欠く中、レアル・ソシエダ戦(0-1)、セルタ戦(2-2)と2試合連続で勝利を逃して、これまでの勢いにブレーキがかかったバルセロナ。この試合でも17歳FWを欠くフリック監督は、スタメンにGKイニャキ・ペーニャ、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、ジェラール、MFカサド、ペドリ、ハフィーニャ、フェルミン、ダニ・オルモ、FWレヴァンドフスキを起用して、勝利を取り戻すことを目指している。 ブレストはリーグ・アンでは中位につけているものの、CLでは3勝1分けと好成績を収めている油断できないチームだ。が、バルセロナは欧州で最も勢いのあるチームの姿を取り戻し、立ち上がりからハイラインの攻撃的フットボールを展開して彼らを圧倒。10分には先制点を記録した。 ペドリの浮き球をペナルティーエリア内のレヴァンドフスキが胸トラップすると、背後からGKビゾットに倒されてPKの判定。レヴァンドフスキ自身がキッカーを務めてシュートを決め切った。ポーランド代表FWは、これがCL通算100得点目(125試合で達成)。同大会での3桁ゴールはクリスティアーノ.・ロナウド(通算183試合140得点)、メッシ(163試合129得点)に次ぐ、史上3人目の快挙となった。 バルセロナは先制後もブレストを押し込み続ける。カサドのゲームメイク、ペドリの創造性、ダニ・オルモのフィニッシュワーク、フェルミンの飛び出し、ハフィーニャのエネルギッシュな動き&精度の高いキック……と、中盤の選手たちがそれぞれ存在感を示しながら、70%を超えるポゼッション率で追加点を狙った。40分にはカサドのクロスからフェルミンがヘディングシュートを放つも、これはビゾットの正面に。結局、試合は1-0で折り返しを迎えた。 後半になっても主導権を握り続けるバルセロナは、66分になってリードを広げた。オーバーラップしたジェラールの折り返しをペナルティーエリア内でダニ・オルモがトラップ。背番号20はダイレクトシュートを警戒していたブレストDFをかわしてからボールを叩き、見事ビゾットを破っている。 2点目を決めた後、フリック監督は次々と交代カードを切り、67分にダニ・オルモをガビ、78分にジェラール&フェルミンをパブロ・トーレ&バルデに代える。さらに89分にはペドリをフレンキー・デ・ヨングと交代し、その創造性あふれるプレーで一際輝いていたペドリは、観客からその名を何度もコールされていた。 バルセロナはアディショナルタイム、レヴァンドフスキがとどめの一発を決めた。バルデの折り返しをペナルティーエリアで受けると、タイミングをずらした右足のシュートでネットを揺らし、今季CL7得点目、通算101得点目を記録している。バルセロナはそのまま3点差で試合終了のホイッスルを聞き、スコア以上の圧倒的な強さを感じさせながら(ビゾットの好守がなければ何点入っていたか……)、公式戦3試合ぶりに白星を取り戻した。 バルセロナは今季CLの成績は、これで4勝1敗。勝ち点12で2位につけており、決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めている。 ■試合結果 バルセロナ 3-0 ブレスト ■得点者 バルセロナ:レヴァンドフスキ(10分、92分)、ダニ・オルモ(66分)