夏休み、無理して遠出しなくてOK! 近場でもできる「旅育」で子どもをグングン自立させる7つの裏技
【その4】目標を決める
ご飯を食べすぎない。 自分の荷物は自分で管理する。 車の移動で寝る時間はしっかり休む。 危険な場所は手をつないで歩く……など、小さなことで大丈夫。 達成したら、たくさんたくさん褒めましょう。 子どもにとっても、自分はできた!と、大きな達成感がうまれます。
【その5】準備も自分で
1泊するならどんな荷物が必要か、もし汚れてしまったときの着替えはどれだけあればよいのか……そんなことまで考える良いきっかけになりますよね。祖父母の家にお泊りするときにも、子どもたちは自分のものは自分のリュックに入れて準備してもらっています。 着替えと水筒、次の日のハンカチ……。忘れ物がないように、最終チェックは一緒にしましょう。 他にも持っていきたいものがあれば、重くても自分で持つことや、壊れる可能性やなくなる可能性も伝えた上で、約束して、自分のリュックに入れて、家に着くまでは必ず運んでもらいます。
【その6】お菓子を買いに行く
それぞれ300円まで(大人も)など設定をして、自分でお金を持って、飲み物やおやつ、好きなものを買いに行くのも我が家では定番です。予算を考えて、自分でお買い物をする良い機会に。 みんなこれが楽しみだけれど、実際には旅行中はあまり食べたことないのですが……(苦笑)。 それでも楽しく学べるチャンスなので、おやつに限らず一緒にお買い物に行って考える経験も、この時は進んでしてくれるはずです。
【その7】楽しみだからこそ、体調も管理できるように
兄弟が多いのもあり、「体調管理は連帯責任」ということは、忘れずに語りかけています。 子ども4人いると、旅行直前まで、行けるほうが奇跡くらいの感覚でいるのですが、子どもたちも旅行が近くなると自分の体調管理に必死なのがわかります。 ただし、それと同時に、もし誰かが体調を崩した時には、それはしょうがないことだよ。 というのも、毎日のように伝えています。 子どもなりに理解してくれて、誰かを責めるようにならない先回りは、しておきたいと思っています。 子どもが3歳くらいの頃から、少しずつこのようなことを取り入れるようにしてきました。小学校高学年くらいからは、時間配分や行きたい場所のまわり方、予算内でどう楽しむかも一緒に共有していきたいと思っています。 お出かけは、いろんな経験をし、視野や興味を広げる大きなチャンスでもありますが、その他にも、親が全部を準備してしまうのではなく、準備から子どもも一緒に参加することで、お出かけの前から大きな学びにつながります。 いつか家族と離れ、出かけたり、旅行に行く際にも、この経験がきっと役立つはず。 大きな旅行にいかなくても、少しの工夫で出来ることはたくさんある。 忙しい親御さんの、少しでも参考になれば嬉しいです。
【Profile】にこはな(@nicohana.ouchi)
にこはな 1歳、5歳、6歳、9歳の4児の母。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍ら、モンテッソーリ教師資格取得に向け勉強中。ベビーマッサージ/ヨガレッチ教室講師。小児専門理学療法士の夫と共に、運動×モンテッソーリを取り入れた療育×健常児も交われるような施設を開く夢の実現のために活動中。