夏休み、無理して遠出しなくてOK! 近場でもできる「旅育」で子どもをグングン自立させる7つの裏技
【その1】計画から子どもと一緒に
まずは、お出かけできる時間があるときに、子どもがしてみたいことがあるか聞いてみましょう。何か案がでてこなければ、2~3個、どちらが良いかを選んでもらい、一緒に決めてみると良いと思います。 家族旅行へ行く時にも同じように、写真や動画を見せながら、2~3個の候補の中で、どれが良いのかを子どもたちに決めてもらうようにしています。行く場所によっては、雑誌もわかりやすくて良いですね。 また、行く場所の候補だけでなく、場所によっては体験やアトラクションの“ゆずれないもの”を決めてもらうのも良いと思います。キャンプなら、食事のメニューを一緒に考えるのも楽しそうですね。 もし兄弟で意見が分かれたら、その場所の良いところを一緒に考えて、相手にプレゼンしたり、どうやったらどちらも出来るかを考えたり……。 スケジュールを子どもと共有しておくことで、全体の把握だけではなく、幼児でも、どのタイミングで休憩したほうが後から楽しめるかが理解でき、移動中に眠ったほうが良いことを学んだり、おいしい夕食の前に食べ過ぎないように自分で考えておやつを減らしたり、親が言わなくても自分で考えて行動できるようになり、とても楽になりました。 旅行中、自分が決めた場所に実際に行くことで、モチベーションや満足感もアップします。
【その2】目的地はどんなところ?
旅先の場所は何県だろう?と一緒に地図を見て場所を確認したり、美味しい食べ物って何だろう? 有名なものは? 気温はどうかな?……行く場所だから子ども達も興味津々。一生懸命調べてくれます。 この時に大事なのは、わざと教えてもらうこと。親は何も知らないふりをしていると、子どもが本を持ってきたり、地図ポスターを見たり。どのくらいの時間かかるのかに興味を持てば、地図アプリの使い方や、ネットでの調べ方を教えるきっかけにもなる良い機会です。
【その3】役割を決める
旅行の時は「旅仲間」という立場に。 大人も子どもも楽しめなきゃ意味がない! ということで、子どもたちにもそれぞれの役割を決めて頼ります。役割といっても、どんな小さなことでも大丈夫。 例えば移動中の時間担当。 時間を聞くときには、必ず子どもに聞くように。 「何時になったら移動するから教えてね!」と一言伝えておくだけでも、子どもにとっては責任重大。 何度も何度も時計をチェックして、教えてくれます。 子どもが時間を必死で読もうとするので、腕時計を持たせるのもとても良かったです。