本命ドジャース「佐々木朗希の獲得は優先事項」…フリードマン編成本部長が明言、「世界一の投手になれる」…大谷と山本の存在を強みに
ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希との交渉が解禁となった10日、大本命とされるドジャースのフリードマン編成本部長が米テキサス州ダラスで獲得に全力を尽くすことを明言した。本部長は「彼は明らかに我々にとって最優先事項。彼のキャリアをずっと追ってきた。どのようなプロセスになるかわからないが、彼に会ってプレゼンテーションをする機会を期待している」と熱く語った。 ◆大谷翔平、真美子夫人とレイカーズを観戦【写真】 ドジャース番記者への取材対応。ホテルの高層階の一室で、編成トップは佐々木への思いがあふれた。交渉解禁となり、周囲の目を気にすることはなくなった。「我々は、短期、長期にわたって、(佐々木に)どのような貢献ができるかを考え、(獲得に)全力を尽くすつもりだ。最終的には個人の決断であり、我々はどのような決断であれ尊重する。しかし、我々の組織と街を最大限にアピールしたい」と意気込んだ。 フリードマン編成本部長は今季、佐々木の最終戦に直接足を運んで視察した。「直接見たのは1回だけだが、(ビデオなどで)たくさん見ている。彼は信じられないほど才能がある。キレのある速球、メジャーの平均を大きく上回るスプリット。スライダーにも力を入れている。彼は世界一の投手になりたいと語っているが、我々は彼が世界一の投手になると信じている」と語った。 ドジャースには、佐々木とワールドベースボールクラシックで戦った大谷翔平や山本由伸がいる。彼ら2人が強みとなるかと聞かれ「そうなることを期待している。彼らは連絡を取り合っていると思う。どれほど佐々木(の交渉)に関わるかはわからないが、正直な意見を言うだろうし、それはドジャースにとって役立つものだと思う」と口にした。 既にプレゼンテーション用の資料などをまとめ、近日中に代理人のウルフ氏のもとに送る予定。佐々木の契約を巡っては、米国内ではドジャースが本命視され、パドレスとの一騎打ちの見方もある。昨年、大谷と山本の「ダブル獲り」を成功させたドジャースが今オフ、日本選手の大物を再び射止めることができるか。
中日スポーツ