15歳の“挑戦の夏”「中学生横綱」目指して 自主練と食事で60kgから130kgに 卒業後は相撲部屋へ「挨拶も礼儀も強くてかっこいい力士に」
松尾相撲クラブ・清水里香監督: 「いつも通り楽しんで、思いっきり力出してこい。バチンといってこい、頑張るよ」
■リベンジなるか?
いよいよ決勝トーナメント。寺西さんの相手は、なんと、前日の予選で負けている東京の牧さん。 「リベンジ」をかけて臨みます。 決勝トーナメント (東)牧鷹山さんー寺西蓮さん(西)
「はっけよい」 土俵際、粘りを見せましたが寺西さんの「全中」が終わりました。
松尾相撲クラブ・清水里香監督: 「もうちょっとアマチュアのうちに力出してこ」 寺西蓮さん: 「いい当たりはできたけど、一回勝てそうだったけど、自分焦っちゃってダメでした。もっとやれたかなと思います」
■監督は次を見据え「ここから」
今年の「中学生横綱」は熊本の佐藤珀呂汎さん(宇土市立鶴城中)。 長い目で見れば「全中」は通過点。クラブから角界にメンバーを送り出すのは、寺西さんが初めてで清水さんは次を見据えていました。 松尾相撲クラブ・清水里香監督: 「まだ出ようと思えば大会三つくらいある。そういうところでしっかり力出して、自分の相撲を出せるまでもっていかないと大相撲に気楽に送り出せません。ここからですよ、ここから」
父・一樹さんもー 父・一樹さん: 「本人は精いっぱいやったと思うのでこれを糧にして、みんなから愛されるような5年から7年かけて、じっくり体も心も鍛え直して、国民から愛されるような、そんな力士を目指してもらいたい」
■「強くてかっこいい力士に」
相撲の厳しさを改めて感じた夏。 寺西さんはさらに鍛錬を積み強い力士になることを誓いました。 松尾相撲クラブ・寺西蓮さん(15): 「まだ大会あるので、そこに向けて頑張っていきたい。挨拶も礼儀も、強くてかっこいい力士になりたいです」
長野放送