去就はどうなる…? 現在フリーの日本人選手6人。Jリーグ復帰の可能性は? 元日本代表も
MF:ルシアン・リトバルスキー(るしあん・りとばるすきー)
生年月日:2003年5月8日 前所属クラブ:グロイター・フュルトⅡ(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:23試合1得点4アシスト 世界中に名を馳せた偉大な父を持つルシアン・リトバルスキーも、現時点で新天地が決まっていない選手の1人だ。 ルシアンは、FIFAワールドカップ(W杯)に3度出場したドイツの“英雄”ピエール・リトバルスキーと日本人の母の間に生まれた。父・ピエールがコーチやスカウトを務めていたヴォルフスブルクの下部組織に在籍し、2022年7月にグロイター・フュルトへ加入。同クラブでは主にセカンドチームでプレーしていたが、昨季限りで退団していた。 主戦場は左WGだが、右WGや中盤でのプレーも可能。父譲りの鋭い突破やチャンスクリエイト力が魅力だ。身長は182cmと比較的大柄であり、そこは小柄ながらテクニカルなドリブルで相手を翻弄していたピエールとは対照的だ。 日本生まれのルシアンだが、これまでJクラブの在籍経験はない。いずれにしても、サッカー界きっての“サラブレッド”がどのクラブで新たな挑戦を始めるのか、非常に楽しみだ。
FW:金崎夢生(かなざき・むう)
生年月日:1989年2月16日 前所属クラブ:FC琉球(日本) 2023リーグ戦成績:22試合1得点3アシスト 35歳になった金崎夢生は、FC琉球を昨季限りで退団してからキャリアの更新が止まっている。 自身7クラブ目となる琉球に加入したのは、2023年2月のことだった。J3リーグを戦うチームをJ2に引き上げるべく奮闘したが、2023シーズンはリーグ戦22試合に出場して1得点3アシストと期待されたような成績を残すことはできず。2024シーズンの契約が更新されることはなかった。 金崎はこれまで、Jリーグでは名古屋グランパスや鹿島アントラーズといった強豪クラブで活躍。また、ドイツとポルトガル(2013年にニュルンベルク、2013~2016年にポルティモネンセに在籍)でも経験を積み、常に進化を続けてきた。その野性味あふれるプレースタイルと勝利を追い求める気持ちは凄まじいものがあり、鹿島時代には途中交代をめぐって当時の石井正忠監督と一触即発の空気となるなど、ときに熱い一面がスパークしすぎる瞬間も。ただ、その後すぐに監督へ謝罪する誠実さも金崎の魅力の1つと言えるだろう。 「チームを勝たせたい」男の真っ直ぐなプレーを、もっとピッチ上で見ていたいと願うファンは少なくないはずだ。新天地決定の吉報を待ちたい。
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