西ほど寒気の影響受けやすい 北海道は気温高くなる時期も 気象庁1か月予報
気象庁は2日(木)、向こう1か月(1/4~2/3)の天候の見通しを発表した。北日本を中心に寒気の影響を受けにくい時期があるため、向こう1か月の気温は北・東日本で平年並みか高い見込み。特に、北日本は2週目(1/11~17)は、気温がかなり高くなる可能性がある。向こう1か月の降雪量は北・東日本の日本海側で平年並みか少なくなりそうだ。
西日本と沖縄・奄美は寒気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の気温は低い見込み。特に、西日本と沖縄・奄美は、期間の前半は気温がかなり低くなる可能性がある。沖縄・奄美は低気圧の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並みか少なくなりそうだ。
低温・高温に関する早期天候情報
中国、四国の気温は、8日(水)ごろから平年よりかなり低くなる可能性がある。九州北部(山口県を含む)~沖縄は向こう2週間、気温が平年並みか低い日が多く、8日(水)からはかなり低くなる可能性がある。一方、北海道の気温は、向こう1週間程度は平年並みか低い日が多いが、その後は平年並みか高く、11日(土)ごろからはかなり高くなる可能性がある。 このため気象庁は、中国、四国、九州北部(山口県を含む)、九州南部、沖縄・奄美に「低温に関する早期天候情報」、北海道に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、北海道は雪の状況の変化などに注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。