【注意】ブロッコリーを食べ過ぎると「尿路結石になる」「体臭が強くなる」って本当…? 管理栄養士に聞いた結果
ブロッコリーで「体臭が強くなる」?
ちなみに、「ブロッコリーを食べ過ぎると、体臭が強くなる」と聞いたことがある人もいるかもしれません。これにはブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜に含まれる物質「コリン」が関係しています。 コリンは体内で「トリメチルアミン」という物質に変わり、それが増えると体臭が強くなります。しかし、これは通常では考えられないほどの量を食べた場合のことなので、ほとんどのケースでは問題ないでしょう。ただ、肝臓の機能が低下している人や、そもそもトリメチルアミンを分解できない体質の人に限り、注意が必要です。 ブロッコリーの摂取目安量は特に決められていませんが、厚生労働省は成人の野菜の摂取目安量を「1日あたり350グラム以上」、緑黄色野菜は「1日あたり120グラム以上」と設定しています。ブロッコリーは緑黄色野菜に分類されるので、他の緑黄色野菜と合わせて120グラム、さらにキノコや海藻も含め、全体で350グラムを目指すのがよいでしょう。 “食べ過ぎ”の明確な量は人によってさまざまなので、過剰摂取の明確な数値はありません。食べたときの体調や症状を見ながら、自分に合った量を探しましょう。ブロッコリーだけの話ではありませんが、一つの食材だけを摂取していると栄養が偏ってしまうので、全体のバランスが何よりも大切です。
オトナンサー編集部