電撃移籍もあり得る!? 広島のトレード注目選手(2)かつてのエース候補は…?
6年ぶりとなるセントラル・リーグ優勝を目指している2024年の広島東洋カープ。今季は投手陣が充実しており、リーグ首位争いを展開している。7月31日までがトレード可能期間となるが、悲願を手にするために、補強に動く可能性も考えられるだろう。今回は、広島でトレード候補となり得る選手を紹介する。(※今季成績は7月13日時点)
遠藤淳志
投打:右投右打 身長/体重:186cm/89kg 生年月日:1999年4月8日 経歴:霞ヶ浦高 ドラフト:2017年ドラフト5位 プロ7年目の遠藤淳志は、能力の高さを証明しながらも一軍定着に至っていない。 霞ヶ浦高では3年夏の茨城県大会決勝戦、土浦日大高との試合で延長15回、計200球を超える熱投を披露。甲子園には届かなかったが強いインパクトを残し、ドラフト5位で広島東洋カープに入団した。 プロ2年目には一軍で34試合に登板すると、防御3.16の粘投でチームに貢献。同年8月24日の中日戦では球団最年少(20歳4ヶ月)でのプロ初セーブを記録した。 翌2020年は19試合に登板し、先発として2完投を含む5勝をマーク。翌年以降、先発の新たな1枚に加わることが期待された。 しかし、翌2021年は一軍でわずか2試合の登板にとどまり0勝。昨季は4月6日の阪神戦で幸先よく勝利投手となり、同時に新井貴浩監督に就任後初勝利をプレゼントしたが、最終的に同年はこの1勝に終わった。 今季は6月16日の楽天戦で今季初登板を果たし、2イニングを無失点。だが、1安打2四球と投球内容に不安が残り、同24日に再びファームへ降格となった。 チーム内では先発4本柱が確立し、アドゥワ誠と玉村昇悟もローテーションに定着しつつある。リリーフに目を向けても黒原拓未や矢崎拓也、塹江敦哉などが名を連ね、投手陣の充実さが伺える。 現状では一軍での登板機会が限られそうな遠藤。それでも、一軍での実績と25歳という年齢を考慮して、獲得を狙う球団もありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部