〔vol.77〕「お粉を使うとマットに」は大間違い!最新お粉ならむしろ透けツヤ肌が作れます【大人のベースメイク】
ぜひ最新のお粉を!肌の仕上がりの違いが実感できるはず
「フェイスパウダーを使うとマットな肌になる」というイメージがまだ根強いかもしれません。かつてツヤッツヤの肌が流行した際、「液状ファンデーションの後もお粉を使わない」という方も増えた気がします。 そしてマスク生活。“マスクによるメイクくずれやヨレ防止のために”と、再びお粉を使い始めたという方も多いかもしれません。 が! そもそも、ちまたでは「お粉大臣」とも呼ばれる長井的には、ツヤ肌仕上げにしたい日も、お粉はベースメイクに欠かせないマストアイテム! さらりとクリーンな中に、肌の内側からのツヤが透けるようなーー今の気分にぴったりの肌はお粉を使ってこそ表現できるんです。 同時に、忘れてはいけないのが、フェイスパウダーそのものの大進化。久しくお粉を使っていないという方はぜひ、最新アイテムへ切り替えを。それだけでも肌仕上がりの違いに驚くはず。
こちらは旧作のフェイスパウダーを、顔全体にまんべんなく塗ったベースメイクの仕上がり。「そうそう、お粉を塗るとこんな感じよね」と思った方、もったいないです!
こちらは最新のお粉を使って、Tゾーンはみちっと、美肌ゾーンはふんわり塗ったベースメイクの仕上がり。さらりとした質感のなかに、ほんのりツヤ感がにじみ、立体的に仕上がっているのがわかりますでしょうか!?
こすらずに優しく置いていくこと!
1、パフにたっぷり取り、しっかり揉み込む 実はこの工程がとても大事! パフにまんべんなくお粉がつくようにたっぷり取ったら、手でぎゅぎゅっと揉み込んで、パフにムラなくお粉をなじませて。 2、Tゾーンにぴちっと塗る 皮脂やテカリでくずれやすいTゾーンを最初に。パフをTゾーンにしっかり押し当てながら塗り、キュキュッとタイトに入れ込むイメージで。あご先も同様に。 3、美肌ゾーンを中心に、ほわっと軽く その後、目の下~こめかみの「美肌ゾーン」へ。パフが肌に触れるか触れないかくらいの優しいタッチで、擦らずに、内側から外側にほわほわ~っと優しく置いていく。目元や口元などはごく薄くふんわりと。 4、首にもお粉を優しくのばす パフに残ったパウダーは首元にも。力をかけず、ほわっと優しく触れる程度で。顔とトーンや質感が揃い、美しい仕上がりに。 進化が著しい最新のお粉を使って、Tゾーンはキュキュッ! 美肌ゾーンはほわほわ~っとメリハリ塗りをすることで、透け感があって頬ずりしたくなるようなさらツヤ肌に仕上がります。もちろん、ヨレにくさや崩れにくさというメリットも兼ね備えているので、ぜひマスターしてくださいね。
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/程野祐子 モデル/安宅葉奈 構成・文/村花杏子
長井 かおり