オールラウンドプレイヤー谷山隼大 ラグビー憧れの先輩と同じ道を歩む 目指すは世界
■ラグビーとは「究極のスポーツ」
シーズン開幕まで2カ月を切ったこの日、ワイルドナイツはプレシーズンマッチ、最大の山場を迎える。相手は、世界最高峰のアタッキングラグビーで知られる「スーパーラグビー」の強豪。オーストラリアの「レッズ」だ。 谷山選手にとって、初めてとなる世界トップレベルとの対戦。憧れの先輩が歩んだ道を目指すためにも、ここで結果を残さなければならない大事な試合だ。 試合開始わずか7分、スーパーラグビーのレベルの高さを見せつけられ、2連続トライを奪われてしまう。 谷山選手のターンオーバーからパスがつながる、意地を見せるワイルドナイツ。 しかし、相手の素早い攻撃を受けきれず守備での連携ミスから失点が続き、29対59で敗れた。 ロビー・ディーンズ監督 「谷山はスタートラインに立ったばかりでまだまだ成長している段階だよ。ラグビーを楽しみ熱意を持っているからチームのためにいいプレーをしてくれるよ」 屈強な外国人選手と戦い、谷山選手は世界とのレベルの差を痛感した。 谷山選手 「きょうは結構きつくて、まだ自分の思ったような形にはならなかったというのが正直なところで、ちょっとプレッシャー感じてたのかなと思います。13番で頑張っていこうと思っているので、目標となる選手が周りにたくさんいるので、その人たちと比較しながら、自分の強みを見つけて伸ばしていきたいと思います」 ルーキーながら、スタメンに抜擢されチームに勢いをもたらす谷山選手。経験値の不足を補う、ポテンシャルは十分だ。 リーグワン開幕まで、あとわずか。笑顔を絶やさない男が、王座奪還のあらたなピースとなる。 谷山選手 「(Q.あなたにとってラグビーとは?)今までやってきた中で一番楽しいスポーツっていうのはもちろんあるんですけど、どこまでいっても課題が山積みでやることもたくさんあるので、そういった意味では究極のスポーツかなと思ってます」 過酷なポジション争いは、まさに修羅の道。不屈の精神で、憧れの背中を追いかける。 兄妹で切磋琢磨し、目指すは世界へつながる道。 オールラウンドプレイヤー・谷山隼大選手、規格外のポテンシャルで新たな未来を切り拓く、ワイルドな奴である。 ■ラグビーウィークリー ■ジャパンラグビー リーグワン 2024-25 試合日程
テレビ朝日