税務職員採用試験、人物試験の配点比率を引上げ
人事院は2024年11月20日、2025年度(令和7年度)からの税務職員採用試験について、配点比率の見直しを発表した。人物試験の配点を引き上げ、基礎能力試験、適性検査の比率を変更する。詳細については、今後公表予定の受験案内で知らせる。 【画像】税務職員について
税務職員とは、全国の国税局や税務署において働く税のスペシャリスト。国税調査官、国税徴収官、国税査察官として業務を行う。採用後、税務大学校各地方研修所に入校し、約12か月の研修を受けたのち、業務に従事する。受験資格は、高等学校または中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して3年を経過していない者、および試験を受験する年度の3月までに卒業する見込みの者など。
今回、2025年度(令和7年度)からの税務職員採用試験において、配点比率を見直すことが発表。具体的には、第2次試験における人物試験の配点比率を、現行の「4分の1」から「10分の3」へ引き上げる。
また、それにともない、第1次試験における基礎能力試験(多肢選択式)の配点比率を、現行の「4分の2」から「10分の5」へ、適性試験(多肢選択式)を「4分の1」から「10分の2」へとそれぞれ変更する。なお、第1次試験の作文試験と、第2次試験の身体検査については、現行と同様合否のみ。
詳細については、今後公表予定の受験案内で知らせるとしている。
リセマム 木村 薫