無観客、円陣なし、控えめゴールパフォ…対外試合再開に見えた新型コロナと共存する新しいサッカーへの戸惑いと決意
この日はサンフレッチェ広島もガイナーレ鳥取との練習試合をライブ配信し、インターネット上では「投げ銭」も行われた。清水エスパルスと藤枝MYFC、ジュビロ磐田とアスルクラロ沼津の練習試合では、楽器メーカーのヤマハが開発したリモート応援システムが試され、スタンドに設置されたスピーカーからファン・サポーターの歓声や応援歌が響いた。各クラブとも新たな可能性を探っている。 レッズとゼルビアの練習試合はメディアにも非公開となったが、再開される公式戦では来場する取材陣の上限を設け、プレスルームを閉鎖した上で、移動エリアも出入り口から記者席および撮影エリアとの往復だけに制限。試合後の監督会見や選手取材も、すべてオンライン形式で実施される。 不慣れな運営方法ゆえに混乱をきたすおそれもあるなかで、レッズのクラブスタッフはゼルビア戦後にJリーグとミーティングを開催。メディアへのオンライン対応を含めて、無観客試合において確認されたさまざまな課題を報告し、より円滑な運営を実現させるための善後策を協議している。 (文責・藤江直人/スポーツライター)