”節約家”で知られる同僚のランチは「コンビニのサラダ」1つ。社食にした方がいいのでは?本当に「節約」になっているのでしょうか?
いろいろなものの値上がりについてニュースで取り上げられる中、多くの家庭では食費をおさえるべく努力されていることでしょう。 なかには社員食堂を使わず、比較的お手頃なコンビニサラダ一つでお昼をすませて節約しようという人もいるようです。 しかしコンビニの商品はスーパーと比べて割高だと感じる人もおり、実際に節約になるか少し疑問な部分もあります。 本記事では社食とコンビニサラダ、どちらが「お得」なのか調べてみました。
コンビニサラダと社食1食の差額
コンビニで販売されているサラダの相場価格と、社員食堂との金額を比較しました。 コンビニサラダの相場価格は300円程度であり、社食を1食400円と仮定したとき、月間(22日出勤した場合)における差額は2200円です。 コンビニで販売されているサラダには、200円程度のものもあれば400円を超えるサラダもあり、場合によっては社食を食べる方が節約になることもあるでしょう。
コンビニサラダで食事は足りる?
コンビニサラダで数百~数千円の節約が達成できることはいいですが、栄養面が気になる人もいるでしょう。 サラダ一つの分量は、それほど多いとはいえません。大人一人分の昼食としては物足りなく感じる可能性があるでしょう。 また、摂取できるエネルギーもそれほど多くありません。 厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18~64歳の男女に必要とされる1日あたりの推定エネルギー必要量は表1の通りです。 表1
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を基に筆者作成 ※身体活動レベルは「ふつう(2)」を使用しています。 人により必要なエネルギー必要量は異なるため一概にはいえませんが、会社員として働く年齢であれば、2000~2700キロカロリーほど摂取する必要があるようです。 サラダの種類によっては100キロカロリーにも満たないものもあるため、もしサラダしか昼食で食べないとすれば、エネルギー不足になるおそれがあるでしょう。