秋から冬のゴルフで多くなる夕暮れどきの“逆光ショット” ロストボールを防ぐための「リスクヘッジ」とは?
日没間際やナイター照明点灯時のタイミングも要注意
西日が差し込む時間帯が過ぎると、今度はコース内がどんどん薄暗くなっていきます。この時間帯もボールを見失うリスクが高まります。ひと昔前は西日が差し込む時間帯には全組がホールアウトしていたような気がしますが、近年はゴルフ場が「日没了承プラン」と称して日没ギリギリまでスタート枠を販売。上がり2~3ホールには移動式のナイター照明を配置して、18ホールを回り切れるようにしているケースもあります。 ただ、これは18ホールを回りきれるように配慮しているというだけの話であって、日中と同じようにボールが見えるわけではありません。薄暗くなってボールが見えなくなり、ナイター照明が点灯した後も、ショットを曲げるとボールの行方が分からないことも。大変な目にあったとグチをこぼすゴルファーの話を、このところ毎年のように耳にします。 筆者は日没間際にバタバタしながらプレーするのが好きではないので、秋と冬は9時台前半までにスタートできるときしかラウンドしません。しかし9時台前半スタートでもハーフ3時間ペースに巻き込まれると、日没時間を意識しながらのプレーになることもあります。 これからの季節の後半ハーフはロストボールのリスクが格段に高まります。普段は自分のショットのことで精いっぱいな人も、自分のことは後回しにして同伴者のショットを見守ってあげてください。そうしないとロストボールが頻繁に発生し、気まずい雰囲気の中でラウンドを続けるハメになります。
保井友秀