小池氏再選もたった“2人”の女性知事「“女の戦い”が死語になる前の最後の年に」七夕決戦がもたらすものは?
三浦教授 「日本の国政の場合にはやっぱり政党中心ですから、政党に対して男女ともに40%から60%にという形で定めるのが、女性候補を増やすためにはとても効果的だと思います」 「既に政治分野における男女共同参画を推進する法律の中で、政党は努力義務として『数値目標を設けること』と書かれているんですね。実際に自民党も国政で30%という目標を掲げていて、国民民主党が一番最初でしたが、立憲民主党、共産党も掲げていますから、法律の効果はあると思っています」 「数値目標を掲げると、政党は必死で女性候補者を探すようになるんですが、今までの探し方だとやっぱりいないんですよ。地方議員の経験者、官僚、秘書というのが政治家の3大前職なんですが、そこにそもそも女性が少ないんですよね。違うところから候補者を探さなくてはいけないので、職業の経験としても多様性が生まれるのは大きなメリットだと思います」 「そうしてくると男性もよくよく見たら金太郎飴じゃないかというふうになってですね、今までとは違うところから男性政治家を発掘して、育てていこうとなっていく。同じようなキャリアを持った人たちだけで決めてしまうと、本当に政治が劣化していきます。女性を多様化していくその先は、男性の同質性にメスを入れて、男性の多様化がテーマになる必要があると思います」
■Talk Gender~もっと話そう、ジェンダーのこと~
日テレ報道局ジェンダー班のメンバーが、ジェンダーに関するニュースを起点に記者やゲストとあれこれ話すPodcastプログラム。MCは、報道一筋35年以上、子育てや健康を専門とする庭野めぐみ解説委員と、カルチャーニュースやnews zeroを担当し、ゲイを公表して働く白川大介プロデューサー。 “話す”はインクルーシブな未来のきっかけ。あなたも輪に入りませんか? 番組ハッシュタグ:#talkgender