「高齢者の血圧管理」日常生活で気をつけたい“7つのポイント”とは【介護福祉士監修】
「高齢者だから仕方ない」と高血圧を放置するとどうなる? リスクと基準を解説
編集部: 高齢者の高血圧の正常値はいくつですか? 大野さん: 高齢者の血圧正常値は125~139/65~85mmHgと言われています。高齢者では収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧60mmHg未満に低下させると、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすくなるという報告があるので、注意しましょう。 編集部: 高齢者の高血圧は放っておいても大丈夫なのでしょうか? 大野さん: 高齢になると高血圧になる傾向にあります。しかし、放っておくと脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全などを発症するリスクが高まります。血圧は1日の中でも変動しますので、日々のこまめな血圧測定が大切。データをかかりつけ医へ報告し、ほかの病気を発症させないよう心がけましょう。 編集部: 最後に、読者へメッセージをお願いします。 大野さん: 健康で楽しい生活を継続するには、血圧管理はとても大切です。毎日の血圧測定や生活習慣の見直しをして、高血圧にならないよう心がけていきましょう。
編集部まとめ
健康で生活していくために、日々の血圧管理と生活習慣の改善は大切なポイントです。高血圧は様々な病気の原因となります。かかりつけ医、看護師、ケアマネジャー、薬剤師と相談しながら血圧正常値を目指しましょう。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修介護福祉士:
大野 喜久弥 さん(介護福祉士) 介護、福祉、医療特化ライター。在宅、施設、病院での介護現場と相談員業務を20年以上経験。介護支援専門員、介護福祉士、福祉用具専門相談員などの資格を有する。現在は介護や福祉、医療情報を分かりやすく伝えるライターとして活動中。