「賢い子は学習机を使わない!?」一級建築士が実感した、頭のいい子に育つ家の特徴
人気の造作カウンターの罠
ここで気を付けたいことを一点お伝えします。ここ数年人気が続き、注文住宅で要望の多い造作カウンター、便利だしインテリアのアクセントにもなるし、とっても素敵ですよね。 ところが家族の使い方にピッタリはまればとても便利なものですが、メリットが場合によってはデメリットになってしまうことがあります。 まずは場所が動かせないこと。ちょっとしたデッドスペースにも作れて空間を有効活用できますが、家具であればより使いやすい位置に移動することができても、造作カウンターは固定されているので動かすためには工事が必要です。 また、せっかく付けるならいろいろな用途に使えるようにしたくありませんか?その結果何の用途にも中途半端なサイズになっちゃった、なんてことも。ノートパソコンを開くには広すぎるけど、教科書とノートと文房具を並べるにはちょっと狭い…などということが起こりかねません。導入の際は本当に必要か?使いづらさから結局物置化しないか?よく考えてみましょう。 次回は、どうしてもやりがちなNG行動について解説します。
【Profile】オンライン建築士とも(instagram:@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。
with online