小西桜子26歳が振り返る“異色のキャリア”。「無名俳優だった」大学生がカンヌ国際映画祭に参加するまで
鬼才・三池崇史監督、窪田正孝さん主演、共演に大森南朋さん、染谷将太さん、内野聖陽さんら豪華キャストが集結し、2020年に公開された映画『初恋』。 日本公開より先に北米、ロシア、フランス、イギリスで公開されたこの話題作で、ヒロインを演じて大きな注目を集めた小西桜子さん(26歳)。 ⇒【写真】アザーカット その後も順調にキャリアを重ね、2025年は年明けから『風のふく島』(テレビ東京)、『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS)と2本の連続ドラマ出演が控えています。 スクリーンでは、一見、ボーイミーツガールものと思いきや、意外な展開を見せていく『ありきたりな言葉じゃなくて』が公開中の小西さんに話を聞きました。
大学時代はキャリアのない無名俳優だった
――『初恋』公開から約5年です。改めて当時の反響を振り返るといかがでしたか? 小西桜子(以下、小西):その前の自分が無名で、情報解禁された時点でもキャリアがまだ全然なかったときだったので、周りからビックリされました。 たくさんの方に知っていただくきっかけになりましたし、お仕事もいただくようになって、すごく変わりましたね。当時、大学に通っていたので、周囲からもすごく反響がありました。 ――大学の友達も驚いたでしょうね。 小西:ちょうど少し前に友達と会って当時のことが話題になりました。あのときは、カンヌ国際映画祭の監督週間でカンヌに行っていたタイミングでの情報解禁で。 「明日、大学来る?」という連絡に、私が「今、カンヌなんだよね」と答えたらしくて。「カンヌ? どこ?」と思ってすごく覚えてる、と言ってました。 次の日に情報解禁があって「それで“カンヌにいる”と粋がってたのか!」と友達は理解したみたいです。粋がってたんですかね(笑)。 ――カンヌ国際映画祭への参加は、すごい体験ですから。 小西:当時は、お仕事を始めたばかりで全然分かっていませんでした。カンヌ国際映画祭に来ているというよりも、「カンヌという外国の地に来ている」ということのほうに緊張していたと思います。今になってその重大さが分かります。