新NISA 今からスタートするには?最低限知っておきたい3つのこと
投資先は米株+成長が期待できる国を選ぶ
投資初心者の場合は、個別株投資ではなく、まずは投資信託を選びましょう。 投資信託であれば、複数の銘柄に分散投資できるため、1つの企業の業績が悪化しても、別の企業がカバーしてくれます。ただし、ショックが起きた場合、一時的に資産価値が大きく減る可能性があることは知っておきましょう。 そのうえで、30代のビジネスパーソンであれば、投資期間が長いため、株式に投資する投資信託を選び、リスクよりも長期的なリターンを優先させてみてはいかがでしょうか。 ニッセイ基礎研究の試算によれば、日本バブル崩壊直前から2023年3月末まで毎月2万円積立て投資していた場合、外国株式に投資する投資信託は、より値動きが緩やかな国内債券に投資する投資信託と比較して、最終積立金額が3,838万円もプラスになっています。 米株インデックスファンド+インドなどの新興国をチョイス 株式に投資する投資信託を選ぶ際は、米株は世界の株式市場の中心であるため、外せないでしょう。ただし、アメリカはすでに成熟した市場であり、新興国のような高い経済成長は期待できません。また、複数の国に投資するほうが、分散効果が高まります。 そこで、米株に加えて、新興国への投資も検討してみてはいかがでしょうか。ただし新興国は玉石混交なので、どの国に投資してもいいわけではありません。 たとえばインドのように、高い経済成長が見込める国を選びましょう。複数の投資信託を比べる時間がない方は、アメリカを含む世界中の国に投資できる、MSCIコクサイ指数に連動する投資信託をチェックしてみてください。 また、外国株式に投資する投資信託の多くは、ドル建てであるため、円高になると利益が目減りしてしまいます。為替は日々変動するため、リスク分散するために、日本株に投資する投資信託の購入も検討してみてください。 インデックスファンドは、手数料の安さで選ぶ 投資信託には、指数に連動するインデックスファンドと、プロの投資家が指数以上の成果を目指すアクティブファンドがあります。 アクティブファンドは見極めが必要であるため、投資初心者の場合は、インデックスファンドからはじめてみてください。同じ指数に投資する投資信託が複数ある場合は、手数料の安さで選びましょう。