「壮大な無駄遣い」東京都「世界最大級の噴水」“費用26億円”に批判殺到「プロジェクションマッピングで懲りたと思ってた」
東京都は、港区のお台場海浜公園に建設予定の「世界最大級の噴水」の整備費が26億円超になる見込みであることを明らかにした。 「狂気の沙汰」お台場の“巨大噴水”【写真】 「東京都はお台場に高さ150メートル、横幅250メートルの噴水を建設する計画を9月に発表。完成予定は2025年度末としています。建設の目的は『臨海副都心の魅力をさらに引き出し、より一層の賑わいを創出』『東京の新たな魅力として国内外にアピール』で、都の試算では噴水の経済波及効果は98億円とのことです。 問題はその費用で、総事業費は26億4000万円。そして維持管理費は年間1億5000万円から2億円が見込まれるとしています」(社会部記者) 「ODAIBAファウンテン」という仮称が付けられているこの噴水。Xでの評判は……。 《東京オリンピックのトライアスロン競技で話題になったあの大腸菌満載の海水を空高く上げるの…狂気の沙汰としか思えない》 《税金で26億かけてこれをやる意味 東京なんてすでに外国人観光客だらけなのにこれ以上増やしてどうすんだ》 《壮大な無駄遣いとしか思えない》 など、批判的な意見が大勢を占めている。なかでも目立つのが、「プロジェクションマッピング」に絡めた意見。 《東京都はふるさと納税で税収減っているので止めて欲しいという割に、プロジェクトマッピングとか巨大噴水とかに税金かけているの、何でだろうと思う。老朽化したインフラの補修とか、本当に税金かけるべきものが沢山あると思うのだけど》 《またこんなの作るんだ プロジェクションマッピングで懲りたと思ってた》 東京都庁の壁面への大型プロジェクションマッピングは2024年2月から始まり、10月末までに約39万人の観客が訪れた。しかし2年間で16億5000万円という予算に批判が多く、18億円とされている経済波及効果についても実態は不明だ。 「都民の厳しい声を受けてか、2025年1月からは企業広告の投影が始まりますが、これはこれで様々な問題が起きるとの意見もあります。一方、お台場などの臨海副都心ではコロナ禍で観光客やオフィス需要が減少、閉鎖した商業施設もあります。そうした地域の事業者から活性化を求める要望もあり、噴水建設に至ったようです」(同前) 3期めを迎えている小池都政だが、かつての小池百合子氏の「多摩格差ゼロ」「満員電車ゼロ」などの公約を引き合いに 《その金を多摩に回せ、島嶼部に回せ》 《それよりも満員電車を何とかしてください》 との意見もみられる。噴き上がるのは水ではなく、批判ばかりとなりそうだ。