「両親にしてもらっていることが多いから反抗期はなかった」俳優・鈴木福さんがメディア初登場となるご両親とのエピソード、4きょうだいの長男としての思いを語る
4人きょうだいの長男として、下の子の世話をするのも好き
――ちょっと安心しました(笑)。ご家族についてもお聞きしたいんですが、下に3人の弟妹がいらっしゃるということで、きょうだいが多くてよかったことはありますか? 鈴木:いやもう、「楽しい」しかないです。最近は弟が野球を始めたんですが、僕も野球をやっていたので、一緒にキャッチボールをしています。そういうことはきょうだいがいなかったら味わえなかっただろうなと思います。 あとは舞台を観に来てくれて、「楽しかった」と感想を言ってくれたのもうれしいです。 ――きょうだい仲よしなんですね。仲よくいるために心がけていることは? 鈴木:ないですね…自然体? 小さいころから、数える程度しか喧嘩していないかもしれません。喧嘩って、何か理不尽なことを、言ったりやったりしたときに起こると思うから、こちらが正当なことを言っているなら、ただ相手がつっかかってきているだけ。 下の子たちが言い合ったりしていることはあるけど、殴り合いみたいなのはないです(笑)。(きょうだいが)間違っていたら、「それは間違っているよ」って僕や両親が言えばいいだけなので、“喧嘩しないために”とか“仲よくするために”とか、特に意識はしていないですね。 ――自分はどういうお兄ちゃんだと思いますか? 鈴木:まあまあ優しいんじゃないかな(笑)。 ――かなり優しそうです! 鈴木:妹や弟たちのために何かをするのは好きなので。それこそ弟が野球を始めたので、必要なものを一緒に買いに行ったり、いろいろ教えたり。どこかに行ったときは一人ひとりにお土産を買っていくこともあるし。あとは、下の子たちを公園に連れていったり、ご飯を作ってあげたりすることもありますね。上の妹に関しては、もうすぐ大学受験なので、最近よくその話をしています。 ――4人きょうだいだと、福さんをリーダーとしたチーム感があるというか、もはやひとつのコミュニティですよね。 鈴木:そうですね。割とうちの両親が昭和っぽいということもあって、長男は長男として育てられているので、きょうだいみんな平等だけど年功序列はしっかりとあるのかもしれないですね。僕が両親にしてもらっている部分もたくさんあるから、「しっかりしないと」というのももちろんあるし、妹や弟たちになめられるような兄だとは思っていません。