「両親にしてもらっていることが多いから反抗期はなかった」俳優・鈴木福さんがメディア初登場となるご両親とのエピソード、4きょうだいの長男としての思いを語る
何かあったら一番に相談するのは今でも両親
――エッセイにも、「両親にしてもらっていることが多いから反抗期がなかった」と書かれていましたね。具体的に親御さんからのサポートで印象に残ってることはありますか。 鈴木:日々の衣食住に関してのサポートはもちろんですが、仕事の帰りの時間が遅いときや、疲れているときに父親が車を出してくれるなど、いつも気にかけてもらっていますね。 日々、会話もすごくしています。仕事だけじゃなく学校のことでも、何かあったら一番に相談するのは両親です。 ――素敵ですね。改めてご両親の好きなところを教えてください。 鈴木:ふたりとも優しいです。しっかりと僕のことを考えてくれて、昔も今も僕がしたいようにさせてくれていますし。何をするにも、“家族で”というのを大切にしているところもいいなと思います。 ――ご両親と似ているところはどんなところですか? 鈴木:ポジティブなところは母に似ているし、いろいろと考えているところは父に似ているかなと思います。父はしっかりしているので、似ているなんて言ったら「何を言っているの?」って言われると思うんですけど(笑)、僕もそういう(しっかり考える)ところは持っているのかなと思っています。 あと、父が冗談で嘘をつくときの演技力。 「 ○○だよ」と本当らしいことを言って「ウッソ~(笑)」みたいな演技がうまいんです。そこは父譲りかなって(笑)。 ――福さんの演技力はお父さん譲りだったんですね。最後に、HugKum読者にメッセージをお願いします! 鈴木福さん 鈴木:子育てに関する本ではないので参考になるところがあるかわからないですが、読んで僕のことを知っていただいて、面白かったなと思ってもらえたらうれしいです。 自分には小さい弟と妹がいるから、ちょっとは子育てにも関わってきたつもりなのですが、子どもをしっかり見てあげて、しっかり関わってあげた時間がすごく重要だと思うんです。働きながらで忙しかったとしても、会話する時間、一緒にご飯を食べたりお風呂に入ったりする時間、家族として一緒に何かをする、関わる時間がとても大事だと思います。自分も親にそうしてもらったなと思うし、両親に感謝しています。 (本の中で)そんな話もしているので、ぜひ読んで、応援していただけるとうれしいです! 【お話を伺ったのは 鈴木福|俳優】 2004年6月17日、東京都出身生まれ。B型。0歳から芸能活動を始めた。NHK教育テレビ『いないいないばあっ!』でデビュー。 2011年の連続ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で注目を集める。同ドラマ主題歌の「薫と友樹、たまにムック。」名義でシングル「マル・マル・モリ・モリ!」が大ヒットし、『第44回日本有線大賞』特別賞・新人賞、『第53回日本レコード大賞』特別賞を受賞。その年の『第62回NHK紅白歌合戦』に史上最年少で出場した。そのほか、日本テレビ系ドラマ『妖怪人間ベム』(11年)、TBS系ドラマ『コドモ警察』(12年)、NHK連続テレビ小説『わろてんか』(17年)、映画『決算!忠臣蔵』(19年)などに出演。2022年にはかねてより念願の特撮ドラマ『仮面ライダーギーツ』に出演。『アカシアの雨が降る時』(23年)、『儚き光のラプソディ』(24年)と舞台出演も。2023年4月より情報番組『ZIP!』のパーソナリティーを務めるなど、活動の幅を広げる。
写真/五十嵐美弥 取材・文/小林麻美 ヘアメイク/堀川知佳 スタイリスト/作山直紀