ペレスの契約解除には120億円が必要!?いまだ来季のラインアップ発表が無い現状に海外メディア「ドライブするか、大金を稼ぐか、2つの可能性がある」
今季コンストラクターズランキング3位に終わったレッドブルは最終戦アブダビGP後の現地12月9日に会合を行ない、来季のドライバーラインアップを決定したとされている。その発表が待たれる中、専門メディア『PlanetF1.com』は、現ドライバーのセルジオ・ペレスの契約解除金の問題でドライバーとチームの法務部門との交渉が難航しているとの見方を示した。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 同メディアによると、ブリヂストンでエンジニアを務めていたヴァン・デ・グリント氏は「ペレスは来年ドライブするか、大金を稼ぐか、2つの可能性がある」と説明。契約解除にかかる費用を7500万ユーロ(約120億円)と推測した。これは元F1王者のニコ・ロズベルグが先日予想した1600万ユーロ(約26億円)を大幅に上回る数字だ。 また、動画配信サービス『Viaplay』のアナリスト、アラード・カルフ氏は、スポンサーシップと南米市場へもたらすペレスの影響力も考慮しなければならないと指摘。「(契約を解除した場合、レッドブルは)今後2年間カルロス・スリム氏(ペレスの最大の支援者であるテルメックス・グループ会長)から莫大なお金を受け取ることができない」とデメリットを強調し「タイとオーストリアの株主が最終的には決めなければならず、ヘルムート・マルコ博士とクリスチャン・ホーナーチーム代表は決めることはできない」と続けた。 来季のラインアップ発表がなかなか出ないのはレッドブルがペレスとの“手切れ金”問題を抱えているためなのかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
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