セルフ式ガソリンスタンドが苦手なので毎回「フルサービススタンド」を利用しています。もしセルフサービスに変更したら年間どれだけ節約できますか?
ガソリンスタンドの中には、店員が給油や窓のクリーニングなどをしてくれる「フルサービス」のスタンドもあれば、自分で給油する「セルフ式」スタンドもあります。 一般的に、フルサービススタンドの方が料金が高いイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどれほど差が出ているか気になっている人もいるでしょう。 本記事では、両スタンドの料金面での差を解説します。またガソリン代を節約する方法もご紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
全国平均のガソリン価格
経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査」によると、2024年7月1日時点でのガソリン価格(全国平均)は以下の通りです。 ・ハイオク:186円 ・レギュラー:176円 上記の価格は、地域によって数円の差はあります。全体的な傾向としては、北海道や東北などは、中国・四国・九州・沖縄地方などよりも安い傾向がみられます。 ◆フルサービススタンドとセルフスタンドの価格差 ガソリン価格は、地域や都道府県により価格傾向が異なるほか、個々のスタンドによっても差があるでしょう。そのため、フルサービススタンドとセルフスタンドの価格を一概に比較することはできません。 例として、東京都内にあるガソリンスタンドのレギュラーガソリン価格(非会員価格)をリサーチすると、表1の通りでした。
※筆者作成 両者を比較すると、やはりセルフスタンドの方が安く給油できることが分かります。おおよそ4.6円の差がありました。 ◆フルサービスで給油し続けると、年間いくら損する? では、フルサービススタンドで給油を1年間続けた場合、セルフスタンドでの給油と比較してどれほどの差が出るかシミュレーションしてみましょう。 一般社団法人日本自動車工業会の2023年調査によると、月間走行距離の平均は362キロメートルでした。年間に換算すると4344キロメートルです。 仮に燃費が「16キロメートル/1リットル」の車を運転するとしましょう。4344キロメートルを走行するのに必要なガソリンは、271.5リットルです。 もし、前述のようにフルサービススタンドとセルフスタンドでのガソリン価格に4.6円の差がある場合、271.5リットル給油する場合の価格差は約1248.9円です。