料理が苦手なので毎日「ウインナー」と「だし巻き卵」を作っている30代です。さすがに献立を増やしたいのですが、よいメニューはありますか?
ウインナーとだし巻き卵など、決まったメニューを毎日作る人もいるでしょう。しかし、同じメニューだと栄養面で不足がないか気になります。 本記事では、ウインナーとだし巻き卵に含まれる主な栄養素を解説しつつ、節約レシピもご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
ウインナーとだし巻き卵に含まれる栄養素と費用
最初に、ウインナーとだし巻き卵に含まれる栄養素、およびこれらの料理を作るのにかかる費用をご紹介します。 ■可食部100グラムあたりの主な栄養素 文部科学省の食品成分データベースによると、ウインナーとだし巻き卵に含まれる代表的な成分・栄養素は表1の通りです。 表1
出典:文部科学省「食品成分データベース」を基に筆者作成 表1の数値を、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における、30~49歳の男女の摂取基準と比較しましょう。 ウインナーとだし巻き卵をそれぞれ100グラムずつ、1日3食摂取した場合、脂質、リン、ビオチン、ヨウ素、セレン、ビタミンB12などの栄養素は摂取基準を超えることが分かります。 ■ウインナーとだし巻き卵の費用は? 節約になる? 総務省統計局のデータ(東京都区部)を参考に算出した結果、ウインナー(ソーセージ)100グラムあたりの値段は約193円、卵1パック(10個入り)あたりの値段は約277円(1個約28円)でした。卵Mサイズが50グラムと仮定すると、2個で100グラムです。 仮に1食につき、ウインナーと卵をそれぞれ100グラムずつ食べるとすると、だしや調味料などを考慮しなければ、1食にかかる費用は約249円になります。 一方、総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯における食費の月平均額は4万6391円でした。この額を1日3食、30日分の食費とすると、1食あたりの食費は約515円になります。 両者を比較すると、1食あたりの差額は約266円です。つまり、ウインナーとだし巻き卵の料理のみで生活する場合、平均よりも食費を節約できます。 このように金額面のみを見ると、ウインナーとだし巻き卵の料理には利点があるようです。しかし栄養面を考えると、献立を増やすことを検討した方がいいでしょう。