うちの会社で「時間単位の有給休暇制度」を導入するそうです。会社と労働者にどんなメリットがありますか?
労働者側のメリット・デメリット
労働者のメリットは、有給休暇を気軽に取りやすくなることです。数時間の用事に、1日有給休暇を取得することに負い目を感じることもあるかもしれませんが、数時間であれば社内に欠ける負担を最小限にできます。 しかし場合によっては、通常の有給休暇を取得しにくくなる可能性があります。有給休暇の本来の目的である「心身のリフレッシュ」ができなくなることも考えられるため、会社側が有給休暇取得を促進するように働きかける必要があるでしょう。
時間単位の年次有給休暇制度は、会社・労働者ともにメリットの多い制度
時間単位の年次有給制度とは、年5日以内であれば有給休暇を「時間単位で取得できる制度」のことです。時間単位の年次有給制度を導入することで、有給休暇の取得がしやすくなることや、働きやすい会社だというアピールになるなどのメリットもあります。 通常の有給休暇と効果的に使い分け、ワークライフバランスを実現させましょう。 出典 厚生労働省 労働基準法が改正されました 厚生労働省 働き方・休み方改善ポータルサイト時間単位の年次有給休暇制度とは 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況結果の概要1労働時間制度(4) 年次有給休暇 第5表 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況(6ページ) 厚生労働省 改正労働基準法のあらまし3.年次有給休暇の時間単位付与(1)趣旨(3)改正のポイントⅱ)時間単位年休に支払われる賃金額(4)労使協定に規定する内容ⅱ)時間単位年休の日数ⅲ)時間単位年休1日の時間数(23~25ページ) デジタル庁e-GOV法令検索昭和二十二年法律第四十九号「労働基準法」(年次有給休暇)第三十九条 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部