売春家族「女帝」の祖母が激白「コーチから虐められ失禁」「保険金詐欺で前科者」…田舎の少女が「美人局のドン」に成り果てるまで《懲役28年の判決》
「いきなり『スナックのママになる』と言い出した」
この定時制高校に在学中、のちに美人局ビジネスの一員となる松野新太と出会い、20歳ごろに結婚。3人の子宝にも恵まれたが、結婚生活は長くは続かず、松野がパチンコで負った借金や浮気が原因で離婚。そのころには地元で「敦子がパチンコ屋で金を貸したり、スナックの客をターゲットに美人局して稼いでいる」という噂が流れていた。 だが、それ以前に敦子被告は、父親にある相談をしていたという。 「敦子が25歳くらいのころだったか。いきなり息子(敦子被告の父親)に『スナックのママになる』とか言い出したんだ。それならば勝手にせえってことで、敦子は大河原にスナックを開いたんだべ。高校でイジメを受けてから男の人は苦手だったはずだけど、スナックをやろうと思ったのは、やっぱり自分で生活したくなったからでねえの? もともと息子は寿司屋をやってたし、商売としてスナックに手を出したんでねえかな。 ほんで何年か経ってから、敦子は柴田町でもスナックを開いたんだ。今の旦那(村上保彰)とはそこで知り合ったって聞いたべ。ママと従業員の関係で、車で送り迎えしてるうちに付き合うようになったんだと思う。保彰と敦子が一緒に住むってなったとき、保彰の母親も旦那(隆一さん)とは離婚してて行くとこねえからって、そこに転がり込んできたんだべ。家賃も払わずに何年か一緒に住んでたんでねえかな」 前回記事で報じた通り、パチンコ店で直哉被告の実母と意気投合した敦子被告は、以前から村上家と家族ぐるみの付き合いをしていた。そして2008年ごろに直哉被告の実母に対して「(私の)母の容態が悪くなった。あなたが私に風邪をうつしたせいだ」と因縁をつけて治療費を請求。 この件をきっかけに、出会い系サイトで相手を見つけては売春させるようになり、2011年には敦子は17歳も年の離れた長男の保彰(31歳)と結婚。保彰と保彰の弟・直哉被告の協力も得て、売春は美人局という名の「ファミリービジネス」に発展していった。
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