売春家族「女帝」の祖母が激白「コーチから虐められ失禁」「保険金詐欺で前科者」…田舎の少女が「美人局のドン」に成り果てるまで《懲役28年の判決》
ソフトボール部でコーチに虐められて「失禁」
敦子被告は角田市内で寿司屋を営む両親のもとに、3姉妹の末っ子として生まれた。その寿司屋の跡地の近隣店舗からは「仲の良さそうな家族だった」と評判だったが、実際には母親のネグレクトが常態化していたという。 「敦子が赤ん坊のころから、母親は麻雀やら飲み屋に入り浸ってた。夜も帰ってこねえし、ほとんど子育てなんてしてなかったんだべ。母親はなんだか2人目(次女・市瀬恵美)を産んだころから精神状態がおかしくなってたから。当時は俺が1階、夫婦が2階に暮らしてたんだけど、長女を投げるように放ったあとに赤ん坊を抱えながら階段を上がってくもんだから、『なんだ危ねえべなあ』と思って追いかけたんだ。 そしたら階段の踊り場から、その赤ん坊を俺に向かって投げたんだべ。俺は赤ん坊を掴まないといけないから、そのまま手すりも掴めずにゴトゴト落ちていって血だらけになったんだ。そんな状態が続いたから、結局は離婚して家を出て行ったんだけど、敦子は母親に相手にされてなかったからやっぱりかわいそうでな。俺が自分の娘のように育てたんだ」 中学時代は地区大会優勝の立役者になるほどソフトボールが上手かった敦子は、その実力が認められて、スポーツ推薦で県内の高校に進学する。全寮制の学校なので実家を出た彼女だったが、入学後に事件が起きた。祖母は当時を振り返り、こう唇を噛み締める。 「夜に学校から『敦子がいなくなった』と電話がきてな。車で高校に向かって探してたら、部活の道具倉庫に閉じ込められてたんだ。俺が見つけたときは泣いてるというか、それを通り越して震えてるみてえな感じだったべ。おしっこも漏らしてて悲惨だったんだ。 ほんで事情を聞くと、先輩と男のコーチにいじめられてたみてえで、グルになって敦子を閉じ込めたみたいなんだべ。だから俺も『別にソフトボールでメシ食ってかねえでええ』って言って、家から通える定時制高校に行かせたんだ。しばらくこの件がトラウマになってたな。ずっと尾を引いてたんでねえか」
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